上司から「仕事に向いていない」と言われた。
どうしても成果が出せず、「今の仕事が向いていない」のではないかと感じている。
そんな仕事の悩みを抱える社会人の方々に本記事をお送りします。
仕事が向いていないという悩みは1年目〜10年目の社会人まで、どの年代にも共通した悩みの一つです。
今回は、仕事に向いていないと感じた時に考えるべきこと、仕事に向いていないかを判断する基準、などをまとめています。
本記事の内容が皆さんの悩み解決の糸口になれば何よりです。
「仕事が向いていない」と悩んだら、まず考えるべき3つのこと
仕事が向いていないと感じる原因は何か
仕事が向いていないと感じた時は、まずその原因を具体的にすることが重要です。
その際は、原因が自分なのか、自分以外の外部環境なのかという視点で考えてみると良いでしょう。
「仕事の成果が出せない」「自分の苦手としている業務」等、自分が原因の場合は改善の余地があるかもしれません。
しかし、職場の雰囲気や会社の評価制度など、そもそも環境が合っていないという可能性もあります。
環境は自分の力で変えることが難しいため、思い悩んでも仕方がないケースもあることを認識しておきましょう。
他の仕事と相対的に比べてみる
仕事に悩んでいる時、人は総じて近視眼的になりがちです。
そこで今の状況を客観的に分析するためにも、全く別の仕事と今の仕事を比較してみるのも良いでしょう。
「今の仕事は向いていないけど、別の仕事だったらどうなんだろう?」「他の仕事にはどんな辛さがあるんだろう」と想像してみてください。
今の仕事ならではの楽しさややり甲斐など、仕事に向いていないと悩んでいる時には見えなかった良い面も見えてくるかもしれません。
自分で改善できることがないか考えてみる
誰しも仕事をしていれば壁にぶつかる時は一度ならずあるはずです。
一度失敗したことでその仕事に向いていないと感じているとしたら、もう少し改善の努力をしてみても良いかもしれません。
しかし、一度仕事に向いていないと感じると、どうしても仕事に対するモチベーションも下がってしまうと思います。
そんな時は、日々小さなことで良いので目標を設定してみると良いでしょう。仕事の成果が出てくれば、少なからず仕事が向いていないという気持ちも減ってくるでしょう。
昨日できなかったことを今日は一つでもクリアしよう、など小さなことからコツコツ改善していくことで、「仕事が向いていない」という悩みを解決できるかもしれません。
本当に仕事に向いてないかを判断する4つの基準
人間誰しも仕事の向き・不向きはあります。
ここでは、本当に自分が仕事に向いていないかを判断するための4つのポイントをご紹介します。
仕事に成長・やりがいを感じられるか
今の仕事で自分自身の成長ややり甲斐を感じたことはあるでしょうか。
たとえ、自分が苦手な業務だったとしても、成長実感を持てたり、達成感を感じることが出来たりするのであれば、それは仕事のモチベーションになるでしょう。
そのような状況であれば、仕事に向いていないと深刻に悩む必要はないかもしれません。
プライベートでも仕事のことで悩んでいるか
働いていれば、休日などプライベートの時間を仕事で奪われるという機会も出てくると思います。
それがストレスにならずに好きで働いているという場合はいいのですが、「ずっと仕事のことばかり考えて休んだ気にならない」等と大きなストレスになってしまっている人は注意が必要といえます。
そのような状態で仕事を続けていては、いずれは身体的・精神的ダメージを受けてしまう可能性もありえます。
仕事が大事とはいえ、何よりも自分の健康が第一。
日々仕事に追われて極度のストレスを感じているという人は、仕事が向いていないのかもしれません。一度、仕事を離れて疲労回復の時間を持った方が良いでしょう。
他のメンバーと比べた仕事ぶりはどうか
仕事の向き・不向きを知るために、自分と同じ仕事に取り組んでいるメンバーと比べてみるのも一つの手段です。
他の同僚、同期の社員は成果をあげてるけど自分だけどうしても仕事の成果が挙がらない、という場合は単純に自分の適性に合っていないだけの場合もあります。
得意・不得意は誰にでもあることです。仕事に向いていないからといって、自分を責める必要はありません。
単純に自分には向いてなかったと割り切ってしまうことも時には大切です。
数年後のキャリアをイメージできるか
今は仕事が向いていなくても、その先に自分の理想のキャリアが描けるのであれば、仕事ができるように努力するモチベーションになるでしょう。
数年後、今の仕事でスキルアップしてるとしてたらどんな状態になっているか?今の仕事を数年後も続けていたいと思うか?など将来のビジョンを考えてみましょう。
どうしても仕事に向いていない時の対処法
やっぱり今の仕事は自分向いていない・・と悩んでいる人が取るべきアクションをまとめました。
自分の強みを活かせる仕事を考えてみる
今の仕事が向いてなく、どうしてもこれ以上続けられないと感じるのであれば、頭を切り替えて、次はどんな仕事だったら自分に向いているか考えてみると良いでしょう。
仕事が向いていないからといって、なんとなく転職活動を始めるのはおすすめできません。
しっかりと自己分析をしてどんな仕事なら楽しんで取り組めるのか、自分が活かせるスキルは何かを明確にして、次の職場で失敗しないように準備をしておきましょう。
プロのキャリアアドバイザーに相談してみる
転職エージェントサービスを活用するのもおすすめです。
転職エージェントでは、プロのキャリアアドバイザーが無料でキャリア相談に乗ってくれます。すぐに転職するわけではない、という人でも相談は可能です。
第三者から客観的なアドバイスを貰うことで、1人では気付けなかった考え方や視点が学べるきっかけにもなるでしょう。
ただし、キャリアドバイザーといっても人によって質はバラバラですので、自分に合ったアドバイザーを見つけるようにしてください。
おわりに
仕事に向いていないかも・・・という悩みは、新卒1年目の社会人から3〜5年目の中堅、10年目のベテラン社会人まで、幅広い世代が抱える仕事の悩みです。
もちろん、自分が向いていない仕事であっても、成果を出せるように最低限の努力をする必要はあると思います。
しかし、それが理由で仕事を辞めるのは社会人として努力が足りない、など自分に厳しくしすぎた結果、うつになってしまう、健康に害がでたという人も少なくありません。
仕事の悩みは1人で抱えず、友達や家族、場合によっては転職エージェントのような第三者サービスなどを使って周囲に相談してくださいね。
皆さんが活き活きと仕事に取り組めるようになってくだされば幸いです。