仕事がつまらない。全然仕事が楽しくないし、いっそのこともう会社を辞めようかな。周りの友達が楽しそうに働いていて辛い・・・。
このように感じている社会人の方々へ本記事をお送りします。
生活の中で大きな時間を占めるのに、その時間を「つまらない」と感じながら過ごすのは苦痛ですよね。
ここでは仕事がつまらないと感じている人が、会社を辞める前に見直すべきポイントと絶対にやってはいけないことをご紹介します。
仕事がつまらない時にまず見直すべき3つのこと
本当に全ての仕事がつまらないのか【細分化してみる】
仕事がつまらないと感じる時には、自分が関わっている全ての業務をつまらない、面白くないと思ってしまいがちです。
しかし、本当にそうでしょうか。実は業務を細分化してみると、この業務に関しては楽しめているということもあるかもしれません。
仕事がつまらないと感じたら、自分の業務を細分化して「楽しんでやれている・やりがいを感じられている」ものと「本当にやりがいがない・苦痛を感じる」ものに分けてみるのがおすすめです。
例えば、書類作成等の細かい業務は楽しくないけど、お客さんと接するのは楽しい、と判明したのであれば、「書類作成の時間を短縮する方法はないか」「お客さんと接する時間を増やせないか」と具体的な改善に着手してみると良いでしょう。
成果を出すために努力をしているか
仕事がつまらないと感じる要因として、「成果を挙げられていない」ことが主要因のことも多々あります。
やはり仕事で成果を上げれば、自然と周囲の評価も上がりますし、仕事のやり甲斐も感じることができます。
もちろん、成果うんぬんに関わらず、そのビジネス自体に価値を感じることができない、職場の人間関係が良くない、といったケースもあると思いますが、単に成果が上がらないということから目を背けて、仕事がつまらないと言うのは勿体無いことです。
思い当たる節がある方は、まず目の前の仕事で成果をあげるために出来ることから始めてみましょう。
同じ会社の別ポジションに異動できないか上司に交渉してみる
自分が担当している業務がつまらないと感じるのであれば、他のポジションに異動することができないか上司に直接交渉してみるのも一つの手段です。
別ポジションに行ける可能性があるにも関わらず、仕事がつまらない=会社全体がつまらないと判断してしまっている人は少なくありません。
実際、上司の立場からしたら、自分に向いていないとわかっている仕事を部下にいやいややってもらいたいとは思わないはずです。
強みを活かして楽しんで働けるポジションが別にあるのであれば、そこで活躍してくれた方が会社としても生産性が上がって、全体最適につながります。
自分1人の中で諦めてしまうのではなく、直接先輩や上司に相談・交渉してみることで解決策が見つかることもあります。
上司に交渉を断られたら、その時に会社を辞める、転職を始めるといったことを考えてみても遅くはないでしょう。
仕事がつまらないと感じた時に絶対してはいけないこと3点
とりあえず転職は危険【転職癖がつくかも】
仕事がつまらないことが原因で転職を考える人は多くいます。
しかし、仕事がつまらないからといって、その解決策としてすぐに転職をしてしまうのは考えものです。
誰しも仕事が上手くいかない、自分に向いていないと感じる場面は、社会人であれば一度ならず二度三度あるでしょう。
そういう局面で、転職が唯一の解決策という思考になってしまうと、「転職癖」がついてしまう可能性があります。
転職先で同じシチュエーションに陥った時、再度転職をして、またその先でも・・という転職の悪循環に陥ってしまうと、ゆくゆくはどの企業からも採用されない転職難民になることも。
転職がいけないと言っているわけではありませんが、安易な転職にならないように注意する必要があるでしょう。
仕事がつまらない原因を環境のせいにする
仕事がつまらない原因は多々あると思いますが、本当に全てが外部環境のせいでしょうか。
会社が悪い、上司が悪い、仕事内容が悪い、とあらゆることを環境のせいにしてしまっているなと感じる人は、一度、自分でコントロール可能な改善箇所はないか考えてみましょう。
例えば、「日々の仕事の中で毎日これだけは絶対やり切る」という目標を設定してみたり、「1週間に1つ新しい仕事を見つけて取り組んでみる」など、仕事そのものは変えられなくても工夫の余地は見つかると思います。
環境のせいにするのは簡単ですが、どんな仕事を任されても自分なりに楽しい仕事にしていける力を身に付けた方が、キャリア人生は有意義なものになるでしょう。
仕事に耐えなければいけないと考える【責任感が強い人注意】
ここまでは、今の仕事の中で改善できる箇所がないか探してみようというアドバイスでした。
しかし、だからと言って「どんな仕事でも歯を食いしばって頑張らないといけない」という考え方を推奨しているわけではありません。
責任感が強い人ほど、たとえ嫌いな仕事でも簡単にやめてはいけない。と考えてしまう傾向があります。
つまらない仕事に毎日取り組まなくてはいけないのは苦痛ですし、場合によっては精神的・身体的にダメージを負ってしまう可能性も。
本当に辛い、やりたくないと感じるのであれば、思い切って仕事を休んでみても良いでしょう。何よりも大事なのは、自分の健康です。
過度なストレスを感じている場合は、無理せず一度ゆっくり休む機会を設けてみましょう。
それでも仕事がつまらないと感じるなら、お試し転職がおすすめ
自分なりに色々と頑張ってみたけど、どうしても今の仕事を好きになれない人には「お試し転職」がおすすめです。
転職を本格的にやろうとすると時間的にも精神的にも大きな負担になりますが、まずは気軽に興味のある業界の話を聞きに行ったり、全く別の仕事をしている友人に相談してみてはいかがでしょうか。
現職に不満を感じている時、どうしても隣の芝は青く見えてしまうものですが、どんな仕事にも楽しい面がある一方で、しんどいことやストレスに感じることはあります。
場合によっては、客観的な視点で今の仕事を見つめ直すことで、仕事のやり甲斐や自分の改善部分がわかる可能性もあるでしょう。
また、転職エージェントのようなプロのアドバイザーから情報収集してみるのも良いと思います。
業界ならではの働き方や企業ごとの社風や文化など、求人情報からでは分からないリアルな話を聞くことができます。
まず話を聞きにいくのであれば、豊富な求人を取り扱っている大手転職エージェントに登録するのがおすすめです。
人生の大半を占めている仕事の時間、ぜひ今の状況を改善して楽しんで働けるようになって頂けると幸いです。