サラリーマンとして働く上で避けては通れないのが、上司との関係性やコミュニケーションですよね。
「上司との関係性がうまくいっていない」「上司に嫌われているかも」「上司とコミュニケーションを取るのが憂鬱だ」こうした不安を感じながら働いている方はかなり多いでしょう。
上司は毎日のように顔を合わせる存在ですし、自分の出世などにも影響しますから、できるかぎり良い関係を築いていきたいですよね。
上司との関係がうまくいっていないと、
- そもそも仕事に行くことが憂鬱に感じる
- 仕事に対して適切ではない評価がされてしまう
- 面倒で余計な仕事を押し付けられる可能性がある
- 業務が効率よく進まなくなる
などの悪影響を職場環境に及ぼすでしょう。
そうした職場環境にならないためにも、またすでにそういった環境になっている場合には改善するためにも、今回は上司に嫌われてしまう部下の特徴を7つご紹介するとともに、上司との関係を改善するための方法を併せてご紹介していきます。
あなたは大丈夫?上司に嫌われる部下の7つの特徴とは!?
では、はじめに上司に嫌われやすい部下の特徴を7つ見ていきます。
特徴その1:そもそも仕事のパフォーマンスが悪い・仕事ができない
一つ目の特徴は、仕事のパフォーマンスが悪く、指導する側としてもイライラしてしまうような部下であるケースです。
これは言わずもがな、会社の上司による指導はボランティアではありませんから、一向に成長する気配のない・同じミスばかりしてしまうような部下には、あまりアドバイスや指示を出したくなくなりますよね。
また、せっかくアドバイスをしているのになかなか自分のやり方やポリシーを変えない・素直ではない部下については、可愛げのない印象を持ってしまいがちです。
多少仕事ができなくとも、素直に話を聞いたりアドバイスを実践する姿勢を見せている方が、意固地になって自分のスタンスを曲げないよりは遥かに良いでしょう。
特徴その2:報告・連絡・相談ができない
上司にとって部下の仕事の進捗を管理する事は非常に大切な業務です。
部下の仕事の進捗を知る手段というのが、報告・連絡・相談なのです。
報告や連絡・相談をするのは、仕事の研修の序盤で習うことですし、「そんなことは当たり前じゃないか」と思う方もいらっしゃるかもしれません。
ですが、実は若手の社会人の方の多くが、この当たり前の報・連・相ができていないのです。
そのため、まずは社会人として当たり前のことを当たり前のようにやるということが、上司に好かれるための第一歩と言えるでしょう。
特徴その3:文句や言い訳・ネガティブな言葉遣いが多い
最後の特徴は、「でも」や「だって」と言った否定的な言葉やネガティブな表現が口癖になっている人も要注意です。
営業の方は初めのうちに指導されることだと思いますが、こうした表現を多用するビジネスマンはどうしても印象が悪いですし、お願いしにくい印象を持たれてしまいますし、上司としても扱いにくい存在となってしまいます。
また他人に言い訳をしてしまう人は、自分にも言い訳をしてしまい、結果として仕事に妥協をしてしまう傾向になります。
「疲れた」「やりたくない」などのワードは、職場の他の人のモチベーションを下げてしまう表現ですので、職場の環境を悪くしてしまうので絶対に慎みましょう。
仕事自体はうまくできていても、雰囲気を悪くしてしまう人はチームにはいらない、と言われてしまう恐れがありますので、職場ではネガティブな言葉遣いには注意が必要ですね。
特徴その4:学生気分が抜けておらず責任感がない
上司と部下の最大の違いは社歴や経験です。
もちろん上司も自分自身が部下として働いていた時期があるので、仕事がうまくいかないことにある程度の理解はありますが、メンタル面で未熟であったり、やる気や責任感のない部下に関しては強い憤りを感じるはずです。
特に、学生気分のまま時間にルーズに行動したり、会議中にボーッとしたり、責任感のない振る舞いをしてしまうと、どうしても上司としては一人のビジネスマンとして信頼することはできません。
中でも時間に関しては、社会人と学生とでは完全に考え方は違うので注意しましょう!
学生の場合には、講義やゼミに多少遅れても大丈夫だったかもしれませんが、社会人の場合には会議や打ち合わせ・アポイントメントに遅れることは絶対にいけません。
時間にルーズな社会人は信用されなくなりますから。上司に嫌われるかどうか以前に社会人として絶対に時間は守りましょう。
特徴その5:コミュニケーションを取りたがらない・愛想が悪い
仕事云々ではなく、そもそも話していて楽しくない・楽しそうにしてくれない部下は上司から好かれにくくなってしまいます。
上司も人間ですから、やっぱり楽しそうに仕事をしている部下の方が可愛げがありますし、仲良くしてあげたくなりますよね。
社外の人と付き合うときそうですが、ふとした表情や言葉遣いなど、愛想よく振る舞うことは社会人として大切な振る舞い方です。
愛想が良ければ多少の仕事上のミスは目を瞑ってもらえたり、サポートしてもらえることも増えていきますので、仕事ができない・苦手であるという人ほど、愛想を大切にしましょう!
特徴その6:飲みに誘っても毎回断る
やっぱり上司との関係性を手っ取り早く深める方法は、一緒に飲みに行くことです。
飲み会に毎回誘っても断ってしまうと、上司の方が「自分は部下に嫌われているのかな?」と不安になってしまいます。
中にはお酒を飲みに行くのが苦手な人、上司だからというわけではなく飲み会を断っている人は、ぜひ他の方法でプライベートに親睦を深める機会を作りましょう。
例えば、週末に一緒にスポーツ観戦をしにいったり、ゴルフに行ったり、ドライブに行くのも良いでしょう。
大切なのは代替案を出すことで、上司と一緒に過ごすこと自体は全然嫌ではない、という姿勢を伝えることです!
特徴その7:話題が合わない・会話がなかなか続かない
上司と部下となると年齢も違いますから、会話が噛み合わなかったりジェネレーションギャップを感じる機会が多々あることは仕方ありません。
ただ、あまりにも共通の話題がなければ、業務以外の話をすることが難しくなってしまいますし、仲を深めるきっかけができません。
興味があることにズレがあること自体は仕方のないことですので、ポイントとしては相手の話していることに興味を示すことで会話を弾ませることができます。
例えば、お子さんの話をされているときには育児の苦労ややりがいを聞いてみたり、子供の写真を見せて欲しいとお願いhしてみたりすると、上司の方からしても「こいつは俺の話に興味があるんだな」と少し嬉しい気持ちになりますし、もっと話してあげようという気にもなりますね。
上司との関係を改善する!好かれる部下になるための5つの秘訣をご紹介!
ここまでは、こんな部下は上司に嫌われてしまうという特徴を見ていきました。
では、ここからはそんな部下にはならないためにはどうしたら良いのか、どのようにすれば上司と良好な関係を構築することができるのかを解説していきます。
秘訣その1:とにかく楽しそうに話す・愛想をよくする!
上司との関わり方で一番大事なのは、やはり楽しそうに会話をしたり、愛想よく振る舞うことでしょう。
上司も人間ですから、むすっとして話をする部下よりも、愛想の良い部下の方を可愛がりたくなるのは当然です。
上司の話をしっかりと聞き、自分からもしっかりと話しかけること、とにかく会話の量を増やすことで関係はきっと改善させることができます。
秘訣その2:仕事でしっかりと成果を出す!
仕事ができる部下はビジネスマンとしても頼り甲斐がありますし、信頼ができますよね。
上司に好かれるというより、信頼されてもっと仕事を任せてもらえるようになる最短の近道は、やはり仕事ができるようになることに尽きます。
仕事でしっかりと結果を残すだけではなく、上司とコミュニケーションを取ることも大切ではありますが、一人前のビジネスマンになり、成長を感じさせることで、「指導をしてきてよかった」「これならもっと難しい仕事を任せても大丈夫そうだ」と思ってもらえるでしょう。
上司としても自分としても、まずは仕事ができるようになることが最優先の課題ですね。
秘訣その3:上司にアドバイスをもらったら必ず改善する!
上司としてやっぱり一番寂しいのは、部下が自分の話を聞いていないことです。
同じところを何度もミスしたり、アドバイスした部分を無視していると、上司としてもアドバイスしても意味がないと感じてしまいます。
その反面、以前アドバイスして部分が改善されていたり、改善しようという姿勢が垣間見れたりすると、上司としても指導してよかったなと感じるきっかけになります。
初めからなんでもうまく行くわけではありませんので、アドバイスされた後はしっかりとその部分を直すという素直な姿勢が重要です。
秘訣その4:こまめに相談や連絡をする
先ほど、報連相ができない部下は上司に好かれないという話をしましたね。
そうした部下にはならないように、こまめに上司とコミュニケーションを取るようにしましょう。
こうしたコミュニケーションは必ずしも堅苦しい仕事に関わるものでなくても大丈夫です。
というのも、普段から会話を弾ませている方がいざというときに相談しやすいですし、上司としてもアドバイスしたり話しかけやすくなります。
仕事に関してもわからないことがあって、どうしようもなく行き詰まってから相談するのではなく、どこで苦労しそうか、どのように改善をしようと試みているかを逐一報告しておいた方が、上司としても対応しやすくなるでしょう。
こうした付き合いやすい部下であることが、好かれる部下への近道です。
秘訣その5:程よくプライベートな会話や時間を作る!
上司とのプライベートなやりとりや時間は、仕事での付き合い以上に関係を深めたりするきっかけになります。
会社終わりに飲みに行ったり、共通の趣味を見つけて話題にしたり、家族ぐるみの付き合いをすることで関係性を気づくことができます。
簡単なところで言うと、休憩時間に仕事と関係のない話をするだけでも十分です。
ですから、上司との関係性が冷え切ってしまっていると言う人はハードルの低いランチに一緒に行ったり、休憩時間に話しかけるなどして、少しずつ距離を詰めてみましょう!