働きたい企業ランキングで常に上位にランクインする世界的な人気企業「Google(グーグル)」。
私たちの身の回りは、もはやGoogleなしでは考えられない世の中になっています。
また、サービスだけではなく、世界トップレベルの福利厚生やおしゃれなオフィス環境など就労環境の良さでも度々注目を浴びています。
今回は、Googleへ転職を考えている方へ、次のような情報をご紹介します。
この記事で学べること・Googleってどんな会社?何に注力している?
・Googleの面接で超難問が出るって本当?
・Googleの年収や福利厚生、退職理由は?
Googleはどんな会社?特徴や最新動向は?
Googleの企業情報
項目 | 内容 |
会社名 | グーグル合同会社 |
所在地 | 東京都港区六本木6-10-1六本木ヒルズ森タワー |
設立 | 2001年 |
代表者 | ピーター・フィッツジェラルド |
資本金 | 1,000万円 |
従業員 | 1,300名(2017年11月時点) |
事業内容 | インターネット検索サービスetc |
企業HP | https://www.google.com/intl/ja/about/ |
事業内容は?
皆さんもよくご存知の検索サービス「Google」を運営している会社です。
Googleは「世界中の情報を整理し、世界中の人々がアクセスできて使えるようにすること」をミッションに多角的な事業を行なっています。
Googleというと「検索エンジン」を想像する方も多いと思いますが、その他にも様々なサービスを提供しています。
- 「Google マップ」「Google 翻訳」など検索エンジン関連サービ
- 2018年に発表されたスマホ端末「Pixel 3」
- スマートスピーカー「Google Home」
- オリジナルWifi「Google Wifi」
- スマートウォッチ「Android Wear」
- VRヘッドセット「Daydream View」
上記以外にも「Youtube」や「Googleトレンド」「Gmail」等、生活の至るところにGoogleの製品が使われています。
最近では、自動運転開発にも力をいれており、エンタメコンテンツやコミュニケーションツール、デバイス、自動車業界などあらゆる分野で存在感を光らせています。
Googleの関する最新ニュースは?
最新テクノロジーを駆使して様々な製品を提供しているGoogle。
「検索エンジンの会社」だけではなく、Googleが現在注力している領域を知っておくことは転職においても重要です。
Googleの最新スマホ「Pixel 3」の発表
2018年にGoogleの新しいスマートフォン「Pixel 3」が日本に上陸しました。
AIとカメラ機能に特化したGoogleならではの技術が活用された製品になっています。
リアルタイム翻訳機能を搭載し、スマホをかざすだけで外国語を一瞬で翻訳してくれたり、カメラで撮影した画像を検索情報と連動させて、対象物の名称や情報を一瞬で出してくれます。
Googleの中国市場進出
グーグルはかつて中国で検索サービスを提供していましたが、中国政府からの厳しい抵抗に合い、2010年に一度中国でのサービス提供を断念しています。
しかし、2018年の報道によるとグーグルは再度中国市場の参入を検討しているとのことです。
参入時期が明確に決まっていないものの、膨大な人口を誇る中国市場への参入はグーグルにとって最重要課題の一つと言えるでしょう。
Googleの採用情報!募集職種や面接内容は?
どんな職種で募集している?
Googleでは、多種多様な職種で人材を募集しています。
ここでは、各ポジションの概要をご説明します。
・エンジニアリング/テクノロジー系
全世界数十億人のユーザーが利用するGoogleのプロダクトやサービスを開発するエンジニア・プログラマーポジションです。
・セールス/サポート系
Googleの主な収益源である「広告収入」。企業に対して、商品広告掲載の最適などの提案を行っているポジションです。顧客は世界的に有名な企業から中小企業まで様々。
・マーケティング/コミュニケーション系
Googleのサービスの認知度を世界中に広めていくポジションです。イベント企画やマスコミ・ジャーナリストの対応、商品ストーリーの提示などに注力しています。
・デザイン系
ユーザー目線に立った直感的で美しいデザインを考えるUX/UIデザイナー系のポジションです。Googleらしさが引き立つ魅力的なデザイン設計を行なっています。
・ビジネスストラテジー
Googleのビジネスは自社だけで生まれているわけではありません。時には、買収や投資を行うことで、よりイノベーティブな商品開発を加速させています。ビジネスストラテジーは、事業成長に欠かせないデータを集め、経営陣が必要としている情報を提供します。
・ファイナンス
Googleの事業が円滑に成長していくように、財務・会計・コンプライアンスの側面から事業サポートを行うポジションです。
・リーガル
世界中でサービス提供を行うGoogleでは、提供サービスが各エリアに与える影響や法律的な課題を目定め、解決していく必要があります。世界的な影響を与えるGoogleだからこそ、政策や法律の専門家チームの協力が不可欠です。
・人事
Googleのカルチャーを体現する人材の採用・社内人事、人材開発などを手がけています。
・ファシリティ
Google本社のオフィスは、様々な創意工夫がなされています。社員が日々活き活きと働けるようにマッサージルームや屋内バスケットボールコート、リラックスできる休憩所などです。これらの作業環境を生み出すのがファシリティと呼ばれるチームです。
選考フローや面接内容は?
Googleの面接は、一般的な転職の流れと同じです。「応募→書類選考→面接→内定」と進んでいきます。
ここでは、特に留意しておくべき点をご紹介します。
Googleの面接では超難問が出題されるって本当?
ひと昔前まで、Googleでは創造力を試すための超難問が面接で出題されていました。しかし、そのような超難問の課題は入社後の活躍と比例しないことが判明したため、現在では出題がされていません。
その代わりに、「構造化面接法」に基づいた質問が行われています。Googleの構造化面接法を簡単に説明すると、面接官による評価のバラつきを抑える面接法です。
予め決まった質問をマニュアル通り実施することで、面接官が誰かに関わらず募集職種に最適な人材を効率的に採用することができます。
Googleでは、主に「行動面接」と「状況面接」の2軸を中心に質問がされます。
- 「行動面接」は、求職者の過去の行動を掘り下げることで、求職者の資質や性格、志向性を見極める質問です。(例・・・個人として、チームとしてどのようにベストを尽くしたか。職場でどのような課題に直面し、それをどのように解決したか。)
- 「状況面接」は、「もし、このような状況にあったらあなたならどうしますか?」という架空のシチュエーションに対する考え方を答えるものです。
Googleの公式HPによると、現在は面接で聞かれる質問の90%は事前に予測できると言います。
具体的には、Googleで「面接でよくある質問」と検索し上位20位の質問をリストアップすることが紹介されています。
Googleの口コミまとめ!福利厚生や社風は?
口コミ情報サイトVORKERS、カイシャの評判を参考にして、Googleの内部事情を見ていきましょう。
年収・ボーナス
カイシャの評判の口コミ投稿者52名の平均年収は「796万円」とのことでした。中でもエンジニア系職種の平均年収は「986万円」と高い水準にあります。
主にベース給、インセンティブボーナス、株支給の3点によって給与が決まるようです。
ベース給はポジションによって変動がありますが、しっかりと評価されていれば年に数%〜10%程度昇給していくことが多いようです。
さらに昇進すると、20%〜30%ほど年収がアップすることもあり、年収1,000万円〜2,000万円も充分見込めるようです。
勤務時間・残業・ワークライフバランス
平均の勤務時間は「1日8〜9時間」程度です。
有給や育児休暇は取得しやすい風土で、チームや顧客に迷惑がかからなければ休みは調整しやすいです。
基本的にはフレックスタイムなので、自分の裁量で働き方を決めることができます。
しかし、部署によって残業の長さはまちまちのようです。特に営業の部署では、残業が多い傾向もある様子。
ただし、目標を達成してさえいれば、いくら休んでも会社に来なくても何も言われない文化もあるようです。
福利厚生
ニュースでもよく聞くかもしれませんが、Googleの福利厚生は世界トップレベルです。
昼寝部屋やマッサージルーム、ゲームツームや図書館、無料のスポーツジム契約、朝昼晩の食事付、自己啓発支援費用などが充実しています。
転職後に感じたギャップ
IT業界のマンモス企業ということもあり、仕事のやりがいやグローバルな仕事を求めて転職する人が多いです。
基本的には入社後に違和感を感じたという人は少なく、エキサイティングな仕事に満足している人がほとんど。
ただし部署によっては、想定していた以上にネイティブ英語が日常的に飛び交う職場で、改めて英語の必要性を実感したという声も上がっています。
やはり主体性が求められる風土で、自分の意見やアイデアを積極的に提案していく人が活躍しています。
社風・企業文化
一言で「自由闊達」な社風であるという意見がほとんどでした。
上下関係があまりなくフラットに裁量を与える風土で、手を挙げた人がチャレンジできる組織体制になっています。
また、データ重視の風潮があり、何事もデータをもとにして議論を行う文化があります。
退職理由
退職理由として多かったのは、恵まれた福利厚生の中でハングリー精神を失ってしまうことに不安を覚えたというものでした。
Googleからスタートアップ・ベンチャー企業の役員についたり、起業する人が多い背景にはこのような理由があるのかもしれません。
居心地の良い環境に甘んじることなくチャレンジしていく人材が多いことの象徴ともいえるでしょう。
また、Vorlkersが発表した「辞めたけど良い会社ランキング2018」ではGoogleが1位に輝き、社員の満足度が伺える結果となりました。
おわりに
日本法人の採用難易度や倍率は公表されていませんが、アメリカ本社の採用試験はハーバード大学の25倍の倍率とも言われています。
日本法人の採用も相当な難易度であることが予想されます。
Googleへ転職をお考えの方は実際にGoogle転職者に話を聞きに行ったり、Google事情に精通している転職エージェントを活用するのが良いでしょう。
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あなたの転職活動が上手くいくことを応援しています。