「転職をすれば今よりももっといい条件のところで働けるはず」「自分の経歴やキャリアなら今よりもキャリアアップできるだろう」そんなふうに考えて転職活動をしてみたものの、思いの外うまくいかなかった、という声はたくさん聞きますよね。
最近では転職サービスの広告も頻繁に目にするようになり、日本でもサラリーマンたちはどんどん転職する時代に突入してきています。
転職が活発になったから、自分も転職がしやすくなったと思いがちですが、それだけ転職市場が流動的になったということは、ハイレベル・ハイスペックのライバルも増えているということにもなります。
しっかりとした準備もしないままそうした転職市場に乗り出したところで、準備をしているライバルには勝てませんから、業界全体の動向がどうであろうとも、なかなか待遇の改善を勝ち取ることができません。
その反面、しっかりとした実績や準備があれば、今の世の中はどんな仕事にもつける可能性があり、どんどんキャリアアップができる時代でもあります。
そこで今回は、転職活動でやってしまいがちな失敗の具体例やパターンを5つご紹介するとともに、どうしたら納得のいく転職活動をできるようになるのか、必要な準備とはどんなものなのかなどを詳しくご紹介していきます。
あなたは大丈夫!?転職活動でやりがちな失敗パターン5選!
ここからは、転職活動をしている最中や転職した結果やってしまいがちな失敗を大きく5つのパターンに分けてご紹介していきます。
皆さんも同じようなミスをしていないか、同じようなシチュエーションに陥ってないかどうかをチェックしてみてくださいね。
では、さっそく転職活動での思わぬ失敗例をみていきます。
パターン1:求人票や面接時に聞いていた条件と実際の条件が違う
まず初めにご紹介するのは、もともと聞いていた労働条件と、実際に働いてみた時の条件が異なるケースです。
具体的には以下のような事例が転職サイトにはよく記載されています。
- 正社員としての採用のはずが、実際はステップアップ試験を受けなければならなかった
- 給与額が求人情報に記載されていたものよりも低かった
- 残業代は全額出るという話を面接時に聞いていたのに、実際にはサービス残業扱いにされる
- 完全週給2日制と聞いていたのに、ほとんど土日のどちらかは出社を命じられる
- 希望に勤務地を尊重してくれるとのことで転職したのに、他の勤務地に配属された
こうした、給与や労働時間・休日日数や雇用形態などに関する不満というのが、転職した後に生じてしまうケースが多くあるようですね。
もちろんしっかりとルールを守って採用後も条件を満たしたまま雇用してくれる企業もありますが、企業によっては採用後には掌を返したように、企業によって都合の良い条件で雇用をしてしまうところもあるようですね。
一度転職してしまうとなかなか次の転職まで我慢せざるを得ないので、やっとのことで転職したのにこんな職場だったら本当に大変です、。
パターン2:思い描いていた業務と違う業務を任せられた・仕事にやりがいや満足を感じられない
続いては、仕事の中身に関するものです。
もともとやりたかった仕事に新卒の時には就くことが出来ず、転職活動を通してやっと夢が叶えられそうだ、という方もいらっしゃるでしょう。
誰しも憧れの職業や業界はあって当然です。
こうした考え方で転職活動をしてみたものの、働いてみると思ったほど満足感が得られないケースがあります。
これには、
- そもそもそのような仕事を会社に任せてもらえない
- 任せてもらったものの実際にやってみるとそれほどやりがいが感じられなかった
の2つのパターンがあるでしょう。
前者の場合には、中途採用ということで何かと泥臭い仕事を押し付けられてしまったり、面倒なことばかりを任されて手一杯になってしまうなんてことがありますね。
この場合には、1つ目の失敗例と同様、もともと聞いていた会社での働き方と乖離してしまっているケースに該当します。
後者の場合には、例えば「コンサルタントってかっこいいし、華やかなんだろう」と思って転職してみたが、実際にはドキュメント作成が多かったり、細かなデータ分析などの泥臭い仕事が多いので、思ったほど楽しくなかった、なんて事例が当てはまります。
こちらのケースの場合には、完全に転職した人の調べ不足ですから、誰かを責めることはできませんね。
すでに転職された方の中にも、前者の方だと思っていたけれども、よくよく考えてみると自分の確認不足・リサーチ不足・夢を見過ぎていただけだった、なんて人はいませんか?
パターン3:転職した職場の人間関係がうまくいかなかった
面接で会っていた人はどの人も優しそうで働きやすいと感じたのに、実際の職場に行ってみると馴染めそうになかった、上司があまり好きなタイプではない、なんてことも転職活動では起こりがちです。
転職活動の最中に接触する人というのは、人事の採用担当の人や配属される予定の部署の部長さんなどその会社のごく一部の人間に過ぎません。
労働条件や待遇などのハード面での労働環境は数字ではっきりとわかりませんが、一緒に働く部署のメンバーのパーソナリティや上司の指導の仕方はなどのソフトな部分は、いざ職場に入ってみないとわからないことが多くあります。
中途採用が盛んな企業であれば、自分が入社することに対する職場の理解もあるかもしれませんが、中途採用の実績が少ない企業の場合には、職場側も慣れていないので、対応に困ってしまったり、輪の中に入れてあげにくくなってしまいます。
ですから、あらかじめ中途採用の実績や新卒社員との割合などをヒアリングしておくと、自分が入った後に受け入れられやすい環境かどうかをチェックすることが出来ますね。
パターン4:転職先が決まる前に前職を退職してしまった
ここからは、転職活動の最中に起こりがちな失敗例となっています。
まずは、転職活動が終わる前に仕事を辞めてしまったというケースですね。
基本的には転職活動は仕事の合間を見計らいながら行うのがベターとなります。
というのも、転職活動は必ずしも成功するものではありませんから、前職にそのまま止まるという安全策をとることが出来なくなる退職後の転職活動はかなりリスクが大きくなってしまいます。
また自分自身のメンタルとしても、「もし転職活動がうまくいかなくても、今の職場に戻ればいいか」と思って気負うことなく転職活動をすることができるというメリットがあります。
ですが、最近こうした失敗が多くなっている背景には、前職がブラック企業である場合が多いからでもあります。
平日はもちろんのこと、土日も仕事に時間を持っていかれてしまうために、転職活動をしている暇がなく、転職活動のために仕事を辞めざるを得ないという環境が増えてしまっています。
また、自分よりも前に転職活動をしながら働いていた人が社内できつく説教されていた、などの経験がある場合には職場に留まりながら転職活動を並行して行うことに抵抗があるかもしれません。
パターン5:自分の実績が定量化できずに面接官にうまく伝えられなかった
転職活動での面接では、具体的に今までのキャリアでどんなことをしてきたのかを詳しく聞かれます。
中途採用の多くは即戦力や短期間で最前線で活躍できるポテンシャルを持っている人を採用するものですので、その人の能力を客観的に評価した面接を行います。
その中で、前職の社内では業種や業界に関する知識が前提となっていたため、実績は理解されていたものの。異なる業種や業界の人には今ひとつ自分の実績が伝わらない、といった悩みもよく聞きます。
これは、実績の定量化ができておらず、話の中身がぼんやりしていることに起因するケースが多くあります。
例えば営業職の方であれば、「◯という製品の営業をしていて、昨年は3回月間MVPに選ばれました!」という話をしたとします。
しかし、このエピソードトークをした場合、面接官は「その職場はあまりすごい営業マンがいなかっただけではないか?」「製品が変わったらその成績を維持できる?」と疑問を持つでしょう。
ところが、「◯という製品の営業にあったって、▲という手法を自分なりに考案した結果、前期は〜円の売り上げでしたが、今期は〜円へとアップさせ、見事営業トップを獲得しました」と話したとすると、あなたの営業マンとしての工夫や明確な実績が客観的に伝わりますよね。
バックオフィスの方でも同じで、「私はITに強いので業務の効率化に貢献できます」というのではなく、「前職では◯というソフトウェアの導入を提案し、実際に残業時間が一人当たりの▲時間縮小させることが出来ました。御社でもITの導入が進んでいないのであれば、きっと役に立てるはずです。」と話した方が採用する側にもメリットを感じさせやすいですよね。
すぐに実践できる転職活動を上手に進めるコツとは?
では、どんなことを気をつければ転職活動を成功に近づけられるのでしょうか?
ここからは、先ほど取り上げたような失敗例に陥らないためにすぐに取り入れられる対応方法をご紹介していきます!
転職活動真っ只中の人も、これから転職活動をしようと考えている人もぜひ押さえておいてください!
転職活動のコツその1:就業条件や労働条件はしっかりと確認しておく
まず、一つ目の秘訣は労働条件に関する情報は、書面や口頭でしっかりと確認しておくということです。
転職活動をしている最中はもちろんのこと、内定をもらった後も、企業についてしっかりとリサーチをするようにしましょう。
もちろん、書面や口頭で聞いていた条件と実際の条件が異なる場合にはなかなか対策は難しいですが、自分のリサーチをしっかりとしていくことで、ある程度のミスマッチや把握漏れは防ぐことが出来ます。
お金のことや残業時間のことはなかなか面接のタイミングでは聞きにくいかもしれませんが、入社後にミスマッチを感じる方がもっとデメリットが大きいです。
そのため面接の際に聞きたいことははっきりと聞いておくことはもちろん、内定後には内定通知書を隅から隅まで読み通すことが必要です。
転職活動のコツその2:転職サイトや就活サイトの口コミをチェックする
人間関係や職場環境については、中にいる人に聞く以外に情報を得ることは難しいでしょう。
ただ、その企業にもともと在籍していてすでに転職済みの人のお話しでしたら、転職サイトの口コミを見ることが可能です。
注意が必要なのは、転職をしたということはその企業に何らかの不満があったのではないかという背景があるという点です。
辞めた人の話は、オーバーに前職のことをネガティブに記述している場合が多いですので、転職サイトの口コミは少し言い過ぎているという認識で覗きましょう。
転職活動のコツその3:転職活動で全てが良くなるとは考えない
転職活動は万能な道具ではありません。
年収がアップすることもあれば、アップしないことも、残業が少なくなる場合にもあればそうではないケースもあります。
大切なのは、全ての要素が満たされるような会社はほとんどないということです。
やりたい仕事に就ける代わりに年収が下がってしまうかもしれませんし、家族との時間を大切にした結果、それほどやりたい仕事ではなくなってしまうこともしばしばあります。
ですから、転職活動にあまり夢を見過ぎないことが重要です。
ただし、最も大切にしたいことは妥協してはいけません。
年収は必ず今よりもあげたい・残業が少ないワークライフバランスの整っている職場がいい・やりたい仕事をできる環境に移りたい、こうした気持ちは絶対に大切です。
そこだけは譲れないという条件を満たしている企業を探し、それ以外の要素は今よりも悪くなっても構わないというスタンスの方が、転職後の環境にがっかりしたり、不満を抱いたりしにくくなるでしょう。
転職するならここが熱い!これから伸びていく業界はどこ!?
どうせ転職するのであれば、成長している最中の業界に身を置いた方が、自分の能力をアップさせたり、働く上でのやりがいも感じやすいでしょう。
そこでここからは、転職先としてオススメの伸び盛りの業界を9つご紹介していきます!
①IT業界
まずはじめに紹介するのが「IT業界」です。
やはりこれからの時代には電子化・IT化が進んでいきますので、それを支えるIT業界への需要は高まっていくでしょう。
世界のトップ企業には、GAFA(Google・Amazon.com・Facebook・Apple Inc)が圧倒的な存在感を持っているなど、IT企業の成長は日本のみならず世界中で恐ろしいほど進んでいます。
現在のIT業界は多様化しており、IT業界と一言で言ってもあらゆる職種や領域があります。
例えば、フィンテックなどを例に挙げてみると、金融とITというように複数の分野にITがまたがっていくというのが現在の流れになっています。
ですから、ITの知識があらゆる場面での土台となっていくでしょう。
「ITの仕事=エンジニア」というイメージはありますが、必ずしもプログラミングができることだけがIT業界で活躍することではありません。
営業職としてITの知識を持っているとクライアントの不具合にも迅速に対応できたり、業務の効率化を自分で進めることにもつながります。
純粋な日本的な経営を行う企業ではIT化がなかなか進んでいない状況にあります。
こうした状況だからこそ、IT技術に対して抵抗がなく、知識を持っている人材は必ずしもIT業界だけではなくあらゆる業界で活躍することも可能です。
②インターネット広告業界
続いて紹介するのは「インターネット広告業界」です。
従来の広告といえばやはりテレビCMが主流でした。
しかし近年ではテレビ離れやそれに台頭する形でSNSやYoutubeなどの代替メディアが大きな影響力を持つようになってきました。
スマホでネットサーフィンをしている時に目に入る広告も、気がつくと社名や商品名を覚えていたなんて事ありませんか?
広告を打つ目的は、不特定多数の人に社名や商品を認知してもらうことにあります。
インターネットを使う人口や頻度が近年では爆発的に増えてきているので、こうした媒体で広告を出している業界は今後も伸びていうことでしょう。
こうした業界では、事業会社とのコネクションができたり、マーケット分析能力が身につくなど、ITの知識はもちろんのこと、終局能力や収益化に関わる緻密な知識が身につきます。
③人材派遣業界
3つ目に紹介する業界は「人材派遣業界」です。
最近やたらと転職関係のCMや広告を見る機会が増えてきたと思いませんか?
日本では終身雇用を前提とした働き方が根付いており、今までは転職をするサラリーマンの方はそれほど多くはありませんでした。
しかし、近年では実力主義や成果主義を掲げる企業も増えてきており、若くして実績を上げればどんどんキャリアアップしていく人も増えてきました。
また、企業としても新卒で大量に採用してじっくり育てる方針から、外部から中途採用として即戦力を確保する採用方法へとシフトしつつあります。
こうした流動化した労働市場の影響もあり、人材派遣業界への需要は年々高まってきています。
④観光・ホテル業界
4つ目に紹介するのは、「観光・ホテル業界」です。
2020年の東京オリンピックを契機に、日本では観光ブームが到来すると見込まれています。
観光庁は2020年には訪日外国人数4000万人、2030年には6000万人を超える観光立国となることを目標としています。
東京オリンピックが終了した後には観光客数はグッと落ち込んでしまうのではないかとの懸念もありますが、観光庁の試算ではかなりポジティブな予測を持っているようですね。
訪日観光客数が増加すると、観光業やホテル業への需要が高まることになります。
最近では都心を中心にホテルの建設ラッシュが進んでいることからもわかるように、これからはホテルマンなどの雇用の増大が期待できそうですね。
⑤介護福祉業界
5つ目に紹介する業界は「介護福祉業界」です。
日本では今後、深刻な少子高齢化が進んでいくものとされています。
高齢化が進むということは、自力では生活が困難であり介護サービスを必要とする人が増えてきます。
現在でも多くの老人ホームや訪問型のデイケアサービスもありますが、今後はますますサービスの量や人材を充足させていかなければならないでしょう。
介護業界はサービスの質の差別化がしにくく、価格競争化し、賃金を低く抑えられがちの業界でもあります。
今後の人材不足の可能性を考えると、どうにかして労働環境を改善し、従事したいと考えるような人が増えるような取り組みが期待されている業界でもありますね。
⑥医療業界
6つ目に紹介するのは「医療業界」です。
介護福祉業界とやや似た理由になりますが、高齢者の割合が上がっていく今後の日本では、医薬品や医療サービスの需要は高まっていくでしょう。
また、最近では健康に関する意識が高まりつつあります。
禁煙に関する治療やダイエット・美容整形など一昔前では医療サービスとして確立されていなかったものが最近では立派なビジネスとして成立しています。
医療系のベンチャー企業などもかなり増えてきました。
技術面での進歩もあり、Iotを利用したオンラインでの診療も可能になってきました。
そのため、デジタルヘルスという新たな領域でのビジネスの拡張や人材の必要性が今後も高まっていきそうです。
⑦娯楽業界
7つ目に紹介するのは「娯楽業界」です。
外資系企業では働き方改革で週休3日制を導入したり、日系企業でも残業時間を減らそうという試みが行われており、終業後の余暇活動に充てる時間も増えてきました。
AI(人工知能)の普及やロボティクス化に伴う働き方改革が進むと現在よりも労働時間がさらに縮小化され、余暇にかける時間が生まれるでしょう。
余暇活動に充てられる時間が増えると、娯楽に時間をかける人の割合が増えていきます。
ソーシャルネットワークゲームや映画、音楽などの娯楽やエンターテイメント分野は、人間の感性を刺激する領域ですので、AIや人工知能にも代替されにくく、今後はますます伸びていく業界であると言えますね。
⑧コンサルティングファーム
現時点でもかなり業界としても拡大傾向にはありますが、コンサルティングファームもやはり今後成長産業と言えそうです。
最近ではIT技術をうまく使いこなすことのできない企業や、業務効率化やビッグデータの活用などがうまくできない古い体質の企業が増えています。
こうした経営ノウハウがあまりない企業に対して、外部から客観的に経営のアドバイスを行う存在がコンサルティングファームの役割です。
コンサルティングファームは高給で激務というイメージがありますが、ビジネスマンとして圧倒的に成長できる機会も多くあります。
特定の分野に専門知識や人脈があればあるほど、コンサルタントとしての強みになる業界でもあるので、ファーストキャリアで確かな実績を残せたのちに、コンサルタントとして転職したり独立するという方も増えてきていますね。
⑨農林水産業
意外かもしれませんが、農林水産業も今後の日本経済では重要な存在になってくるでしょう。
従来のイメージのように、単に田畑を耕して作物を育てる農業の時代は事実上終わりました。
これからの時代には、AIとロボット技術を組み合わせることで、畑にドローンを飛ばして作物の育成状況を画像認識で確認したり、肥料や水の量の調整にAI技術を活用したりすることが一般的になっていくでしょう。
農林水産業はどうしても技術の導入が遅れており、IT技術が使われているイメージがないかもしれませんが、もっとも技術革新の余地のある産業の一つと言われています。
後継者問題なども深刻化していく農林水産業ではありますが、私たちの生活には欠かせないものですし、AIによる自動化に成功すれば十分今後の成長も期待できる業界です。
転職希望者は注意が必要!?今後衰退するかもしれない業界とは!?
続いては、これから衰退していく可能性の高いと考えられている業界を紹介していきます。
衰退していく業界に転職してしまうと、
- 収益低下による年収の減額
- 業界全体での人材余りによるリストラ
- 事業縮小によるスキル獲得機会の損失
などのデメリットがあるとされています。
もちろん下記の業界が必ずしも衰退するわけではありませんが、今後厳しい状況を迎える可能性の高いものとなっているので注意してみていきましょう。
①出版業界
今後伸び悩んだり衰退するであろう業界の一つ目は、出版業界です。
日本では若者を中心とした活字離れが進んでおり、情報収拾の場も書籍からインターネットへと移ってきています。
そのため雑誌の発行部数も各社落ち込んでおり、各社苦戦を強いられています。
今後の成長のポイントとしてはうまく電子化に成功することや、読み放題サービスなどの確立などですね。
②テレビ業界
先ほども申し上げたように、広告収入をベースに収益を上げているテレビ業界ですが、近年ではウェブ広告の割合が増えてきていることから、収益減は避けがたい局面にあるとされています。
皆さんの実感値としてもテレビを見る時間が前よりも減って、Youtubeなどを見る時間が増えてきているのではないでしょうか?
見る人が少なくなると広告効果も減少するので、お金を出して広告を出すスポンサーも減っていきます。
こうした流れから、視聴者数の減少がテレビ局の売上減少へとつながっていくのです。
③コールセンター
電話オペレーターやコールセンターの仕事は今後AIに代替される可能性が非常に高いとされています。
すでに、電話対応でAIを活用し、無人化しているところも増えてきていますね。
実際のトラブル対応にはまだまだ人の手が必要ではありますが、どんな問題を抱えているかの振り分けを行ったり、個別対応の申し込みをする段階までは完全にAIが代替できるレベルにまできています。
以前のような広いオフィスに電話機を並べて応対するという光景はもうすぐ消えてしまうかもしれませんね。
④窓口・受付業務
大きなショッピングセンターなどにいくと受付に女性がいるのをよく見るかと思います。
いきたいお店はどこにあるのかなどを尋ねる際には便利ですが、最近ではタブレットを置いたり、タッチパネルを設置して人件費を削減する企業も増えてきました。