転職の会社選びに必要な3つのポイント!自分にあった企業の見つけ方

転職成功への道

「転職で後悔したくない。」転職を考えている人であれば、誰しもそう思うのではないでしょうか。

とはいえ、世の中に溢れる膨大な求人情報から自分に合った企業を見つけるのは至難の技です。

そこで今回は、転職で後悔しないための「転職軸の作り方」「会社選びのポイント」をお伝えします。

この記事を参考にして、ぜひ転職成功を実現させてください。

転職軸の作り方【会社選びを始める前に】

ビジネスニュースを読む男性

転職活動を始めるにあたって、転職先で最も重視したいポイントを明確にしましょう。

転職軸の作り方を2ステップで紹介

①自分にとって大切にしたい価値観を明確にする。

以下の8項目について、自分にとっての優先度を明確にしてみてください。

  • 年収・待遇(希望年収・将来的に欲しい年収など)
  • 勤務地(働きたいエリア・いずれ地元で働きたいなど)
  • 休日・休暇(家族と過ごす時間を確保したい・旅行のために長期休暇を取りたいなど)
  • 仕事内容(興味がある業務・専門性が身に着く業務など)
  • 職場環境(快適なオフィス環境・新しい設備や機器がある環境など)
  • 社風(実力主義の風土・上下関係が強くない風土など)
  • 人間関係(仲の良い同僚・尊敬できる上司など)
  • その他(自分なりの強いこだわり・譲れない条件)

②優先度合いが分かるように優先順位を円グラフにする。

①で優先度の高い項目を自分で書き出したら、それぞれ重視する割合が分かるように円グラフにしてみてください。

円グラフで表すことの利点は、状況に応じて重視する度合いを変更可能なことです。

例えば、「家を買ったため勤務地の重視度が50%。でも心から一緒に働きたいと思う人に出会えたら、30%に減らしても良い。」「本当にやりたい仕事に出会えたら、給与重視度は20%減らしてもOK。でも残業時間の重視度は譲れない。」といった形です。

仮説を立てながら、複数の円グラフを用意しておくと良いでしょう。

転職活動中に何か一つ条件を捨てなければならない時に、何を重視して、何を切り捨てるべきかの判断が明確になります。

仕事の価値観って何?5つの例を紹介

待遇や福利厚生面以外での転職軸の一例をご紹介します。

  • 海外でグローバルな仕事をしたい。
  • 社長や社員など仲間との関係性を大切にしたい。
  • 裁量権を持った仕事にチャレンジしたい。
  • 自分のスキル・知識を研鑽できる環境にいたい。
  • 事業内容や商品・サービスに自信を持ちたい。

これは転職者自身の価値観のため「どの軸が良い」ということはありません。

どういう環境・状況にいれば、自分が一番活き活きと働けるのか、これをきっかけに考えてみましょう。

転職で後悔しない会社選びのポイント3点

困っているスーツの男性

続いて、会社を選ぶ時に大切にしておいてほしいポイントを計4個お伝えします。

ポイント①:転職の目的を明確にする。

先程の章で述べた「転職の軸」もそうですが、大前提として「何のために転職するのか」を明確にしておきましょう。

「今の会社が嫌で早く辞めたい」というのが本音かもしれませんが、一度立ち止まって自分が本当に求めているものを考えてみてください。

現職の不満をすべて書き出すところからスタートし「その不満は退職しないと解決できないのか」「将来的にやりたいことは何か」をはっきりとさせておくことが必要です。

ポイント②:応募先企業の事業内容を調べる

次に応募先企業の事業をしっかりと調べましょう。その会社が一体何で収益をあげているのか、今後何に力を入れていこうとしているのかを確認してください。

企業は、事業をさらに成長させていくために必要な人材を欲しています。

企業の事業内容・課題・今後の方針をしっかりと調べることで、企業の求める人物像をイメージしてみましょう。

企業が求める人物像と自分が前職で培ったスキル・能力と接点がありそうであれば、転職先で自分の力を活かすことができるかもしれませんね。

ポイント③:面接官、現場メンバーとの相性も大切

納得のいく転職活動をするためには、その会社の社風・雰囲気が合うかどうかも重要な指標の一つです。

転職の選考過程でいろいろな社員と接する中で、あなたが「一緒に働きたい」と思えなければ、どんなに高待遇な会社でも一度落ち着いて考え直した方がいいかもしれません。

採用担当は、その会社の顔とも呼べる人材のため、各社エース級の社員が担当していることも多くあります。

この人たちと一緒に働きたいというある種のフィーリングも重要な会社選びの基準と言えるでしょう。

会社選びの失敗例【転職経験者から学ぶ】

PCの前で悩む男性

ここでは転職経験者がやってしまった会社選びの失敗例をご紹介します。

失敗例①:社風が想像と異なっていた。

実際に働いてみると、入社前に感じていた会社の雰囲気と現場の雰囲気に差があるケースがあります。

また大手企業などになると、会社全体のイメージと配属先の部署の社風が似て非なるものだった、という場合もあるようです。

社風に関するミスマッチを防ぐためには、内定を承諾する前に「オフィスを見学させてもらう」「採用担当者以外の社員と話す機会を作ってもらう」というように、工夫してみてください。

失敗例②:仕事内容が求人票と違った。

求人票に書かれていた仕事と実際の業務内容が異なる失敗例もあるようです。

仕事内容に関するミスマッチを防ぐためには、面接中の逆質問が大切になります。

  • どのような体制や役割分担で業務にあたっているのか
  • 入社することになったら、どの部署でどんな目標をもって業務にあたるのか
  • 中長期的に期待されていることは何か

というような質問をして、具体的な回答が返ってこなければ仕事内容の認識に齟齬があるかもしれません。

失敗例③:想定していた給与・待遇を得られなかった。

待遇や条件が想定通りでない場合もあります。

契約社員から正社員に登用される割合が低かったり、昇給額が低かったりしたりと、給与面の条件が食い違うケースが見られます。

特に口頭のやりとりだけでポンポンと話が進んで内定を貰った転職者などにこのようなトラブルが多いようです。

労働条件は書面で通知されるため、しっかり確認して、少しでも不明点があれば必ず確認するようにしましょう。

企業によっては、内定後にオファー面談として給与交渉ができる場合もあります。

失敗例④:残業や休日出勤が予想以上に多かった

現職が残業が少なく、休日も安定的に確保できている方は注意が必要な項目です。

「今より給与が高い会社に転職できた!」と喜んだのも束の間、給与の増加分はほぼ残業代だった・・・、という例もあります。

自分がどれくらい残業や休日出勤を許容できるか、実際にどれ位の残業時間になりそうか、気になるようであれば面接時に聞いておいた方が良いでしょう。

女性の転職者が会社選びで注意するべきこと【補足】

アラート

次の3点に着目してみてください。

①女性比率と女性管理職比率を確認

男女の採用数や勤続年数・女性の管理職比率を確認しましょう。

女性の勤続年数が長く、全体に締める女性社員の割合が一定数以上ある場合は、女性にとっても働きやすい環境だと言えるでしょう。

ただし、一定数女性がいるにもかかわらず、管理職には女性がほぼいない等、男女で昇進の機会が均等に与えられていない可能性も考えられますので気をつけましょう。

②ワークライフバランスを確認

家族と過ごす時間を優先的に考えるならば、残業や出張、休日出勤の多さはチェックしておきたいポイントです。

また、保育園や幼稚園のお迎えが必要な場合では、時短勤務が可能かどうかも確認する必要があります。

③産休・育休の取得実績や復帰後のキャリアプランを確認

転職先候補の会社に前例があると、制度取得がスムーズにできる可能性が高くなります。

反対に前例がない場合は、申請が却下されたり、揉めたりするケースもあります。(ただし、法律上は一定の条件を満たせば、すべての雇用形態で制度取得可能です。)

また、復帰後にキャリアアップできるかどうかも判断したいところです。

育休・産休を経験している女性社員がいれば、現在の働き方や社内の事例を聞いてみてください。

転職先を選びすぎて決められない方へ

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今の会社に何かしらの不満があり、転職しようと考えるのは不自然なことではありません。

しかし、色々な企業を見ているうちに、多くを求め欲張ってしまうこともあります。そうなると「転職先を決められない」という状況になってしまします。

もし、そういう方がいらっしゃれば「一回の転職ですべてが解決すると思わない」という考えを持ってみてください。多くを求めすぎないという気持ちを持つと少し気分が楽になりますよ。

皆さんが今より良い会社に転職できることを応援しています。

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