転職エージェントが信用できない時はどうすればいい?適切な対処法を紹介

背を向けて仕事する2人の男性

転職エージェントの担当アドバイザーが信用できない時の対処法をご紹介します。

転職エージェントは、企業選びや履歴書・職務経歴書の添削、面談対策など様々なサポートをしてくれますが、担当者によっては、求職者の立場を無視した自分都合の求人紹介をしてくる人もいます。

ここでは、信用できないエージェントの特徴やそうした担当に当たった時の対応策を現役のキャリアコンサルタントが詳しくご説明します。

信用できない転職エージェントの5つの特徴

ヒント

転職エージェントの中には、「この人信用できないな」と感じるアドバイザーもいると思います。まずは、不安を感じるエージェントの特徴を見ていきましょう。

希望する業界・職種に関する知識が浅い

転職エージェントといっても、エージェント自身の職歴や担当してきた求人案件によって、得意・不得意な業界や職種があります。

希望業界で働くためのスキルや素養、職種に必要な知識などを抑えておくことは、転職活動における必須条件です。

担当者が、自分が希望している業界・職種にあまりにも疎い場合は、適切なアドバイスを受けるのは難しいでしょう。

「転職エージェントだから全てを知っているはず」と盲信せず、本当に知識がある人かどうか見極めるのが重要です。

希望条件や転職理由を全く聞いてない

転職エージェントとの面談は、まずあなたの転職理由や希望条件を話すことから始まります。

多くのエージェントは、転職のきっかけや譲れない条件を話の中で明確にしていき、求職者に合った求人を見つけてくれます。

しかし、中には、形だけのヒアリングに終始し、一切無視した求人を紹介してくるエージェントもいるので注意しましょう。

本当にこの人は自分の希望を聞いてくれてるのか気になった場合は、「どうしてその求人を紹介してくれたんですか?」と理由を聞いてみるのがおすすめです。

大量の求人を紹介してくる

アドバイザーの中には、希望に合う・合わないに関係なく、一度に数十社の求人票をしてくる人がいます。

一部のエージェントには、「応募からの面接通過率は何%、面接通過からの内定獲得は何%。逆算すると、最低でも20〜30社は応募しておく必要がある」という人もいます。

もちろん、数値が事実であれば、論理的には正しいかもしれませんが、この数字だけを根拠にゴリ押ししてくるエージェントには注意です。

あなたのこれまでの経歴や希望条件も対して聞かず、求人票を大量に持ってくる人を信用できるでしょうか。

とにかく応募するように急かしてくる

上記と似たような内容になりますが、「まずは応募してみましょう」とエントリーを急かしてくるエージェントにも気をつけましょう。

こうしたエージェントに限って、求人1つ1つの内容はしっかりチェックしていないことが多いです。

具体的な仕事内容や会社の雰囲気、求める人物像などを質問しても、漠然とした答えか、そういったことは面接に行って直接聞くのが一番ですと流される場合は、あなたの立場に立った提案ではないのかもしれません。

紹介企業の社内事情を知らない

転職エージェント経由で転職を行う以上、一人で応募するよりも少しでも入社確度を高めたいですよね。

良いエージェントは、表に出ていない紹介企業の裏事情などを積極的に教えてくれます。むしろ、提案先企業に詳しいからこそ、その会社とマッチしそうな人物も分かるといえるでしょう。

対して、信用できないエージェントは、社内事情に疎く、何を質問しても転職サイトや会社HP、求人票に書いているようなテンプレートの情報しか持っていません。

担当エージェントが信用できない時の対処法

複数のプラン

それでは、自分が面談に行って悪いエージェントと当たってしまった場合はどうすれば良いのでしょうか。

別のキャリアアドバイザーに変更してもらう

まずは、同じ転職エージェント会社内で別のアドバイザーに変更してもらえないか打診してみましょう。

最終的に、転職エージェント経由の転職活動が成功するか否かは、担当コンサルタントの質に左右されるといっても過言ではありません。

担当を変えてもらうよう連絡すること自体は、全く問題ありません。ただし、あまりにも乱雑な伝え方をしてしまうと、エージェント側の心象が悪くなります。

そうなると、今後の紹介求人にも影響してきますので、丁寧に変更してもらいたい旨をメールで伝えるのが良いでしょう。

別の転職エージェント会社を利用する

もし担当者を変えても状況が改善しない場合、その転職エージェントの仕組み自体に問題がある可能性があります。

その時は、別の転職エージェント会社に登録し直しましょう。

エージェントも善意でキャリア無料相談をしているわけではないので、効率化のために「求職者には必ず10求人以上紹介する」などのノルマを設けているかもしれません。もしくは上から「必ずこの企業に紹介決定させろ」などの指令がでることもあるでしょう。

キャリアコンサルタントの質に限らず、そうした会社の仕組み自体がネックとなっているのであれば、エージェント自体を変えるのが最善策です。

自分に合った転職エージェントの見つけ方

握手をするビジネスマン

最後に、自分に合った転職エージェントを見つけるためのポイントを3つご紹介させて頂きます。

①1社だけではなく複数のエージェントに登録する

転職エージェントの利用が初めての方は、1社ではなく複数登録をして、そこから自分が使いやすいエージェントを定めていくのが良いです。

転職エージェントによって、保有している案件数や内容、強みなどは大きく変わります。

なので、複数登録する際も特色の異なるエージェントを掛け持ちすると上手く使い分けができます。

②エージェントは、総合型と特化型の2種類のタイプがある

エージェントには様々なタイプがありますが、大きくタイプを2分すると「総合型エージェント」「特化型エージェント」の2種類に分けられます。

総合型エージェントとは、その名の通り、幅広い業界・職種の求人を大量に保有しているエージェントです。いわゆる大手のリクルートエージェント、マイナビエージェント、DODAなどは総合型エージェントに分類されます。

一方、特化型エージェントは、取り扱っている業界や職種が限定されているエージェントです。求人数は総合型と比べると少ないですが、その分、業界に精通したエージェントが多数在籍しています。

複数登録する時には、総合型エージェントで求人の幅を広げつつ、自分が興味を持っている業界・職種に特化したエージェントで情報収集を行うなどの棲み分けをすると良いでしょう。

③最終的には、担当アドバイザーとの相性が大事

エージェント企業ごとに特色はありますが、大キャリア選びで最も大事なのは「担当者に自分のキャリアを任せることができるか」という点ではないでしょうか。

最終的には、フィーリングも重要です。キャリア面談は基本的に無料で受けることができますので、この人は違うと感じたら、すぐに見切りをつけることも大切です。

担当変更は何か悪い気がするといった気持ちになる人もいるかもしれませんが、遠慮をする必要ありません。

信用できるエージェントと共に転職活動を進めよう

握手するビジネスマン

転職エージェントはあなたの転職成功をサポートしてくれる頼もしい存在ですが、パートナー選びは慎重に行う必要があります。

信用できるエージェントを見つけて、納得のいく転職活動をしてもらえることを願っています。

以下の記事では、20代の転職希望者におすすめのエージェントを紹介していますので、宜しければこちらもご覧ください。

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