転職活動をしていると、どうしてもこの会社に行きたい!この人たちと一緒に働きたいと感じる企業に出会うことがあると思います。
しかし、自分のスキル不足や経験不足から本当に転職できるのか?と感じている人は少なくありません。
特に中途採用は即戦力を求めている、と言われると自分の実力では無理なんじゃないかと挫けそうになりますよね。
そこで今回は、スキル不足を補い転職活動を成功させるためのポイントをご紹介します。
この記事を読めば、転職面接でアピールするべきポイントや転職の考え方がまとまると思います。ぜひ最後までご覧ください。
本当に転職でスキルは必要?採用担当者の本音とは
採用条件によって、必要とされるスキルレベルは異なりますが、ここでは一般的に採用面接において、スキルがどれだけ評価ポイントになるのかを見ていきしょう。
人材大手DODAが実施した複数の採用担当者へのインタビューを参考にすると、実は、「スキルは+αの評価材料になるが、それだけで採用するわけではない」と考えている人事が多くいることが分かりました。
逆に業種や職種限らず、共通している採用基準は、「会社にフィットするかどうか」という点があげられました。
簡単に言い換えると、この人と一緒に働きたいと思えるか、を重要視しているといえるでしょう。
実際、採用担当者からは「何にも染まっていない新卒採用と違い、中途採用は前職の色が強すぎると自社の社風と合わない人がいる」という話がよく上がります。
どれだけスキルが高い人であっても人柄、働く姿勢が合わなければ、不採用の可能性が高く、逆にスキルや経験が無くても一緒に気持ちよく働けそうだと思える人は内定も決して無理ではないということです。
スキル不足・経験不足を感じた時の転職活動のポイント
とはいえ、多くの会社では中途採用で求めているのは「即戦力」です。
もしあなたが現状のスキルに不安に感じているなら、それを払拭する必要があります。
ここではスキル不足・経験不足だと感じる時の転職活動のコツをご紹介します。
スキル不足を補うための努力をする
まずは、選考前、入社前からスキルを補うための努力をすることが大切です。
未経験業界にチャレンジするにしろ、何も知識がないまま面接に臨む人と、自分で業界勉強をして面接に臨む人では後者の方が採用したくなりますよね。
スキルが足りないからと諦めるのではなく、今の自分が出来ることから始める姿勢が重要といえます。
どこの企業でも通用するスキルをアピールする
転職市場では、同業界・同職種の経験が長い人が有利になることが多いですが、経験やスキルがなくても「業界・職種を問わず生かせるスキル」をアピールすることも可能です。
このようなスキルを転職ではポータブルスキルと呼びます。
ポータブルスキルには、
- 他者との関係を良好に構築していくヒューマンスキル
- 自分自身をマネジメントするセルフコントロールスキル
- 仕事を円滑に進めるためのタスクマネジメントスキル
などがあげられます。
以下に具体的なスキル例をご紹介します。
主張力・・・意見や考えをいう力
説得力・・・人を納得させる力
傾聴力・・・人の話を真剣に聞き理解する力
自制力・・・自分の欲求を抑える力
忍耐力・・・苦しみや怒りを耐える力
規律力・・・秩序通り物事を進める力
持続力・・・継続する力
推進力・・・物事を前に進める力
創造力・・・考えを発展させる力
etc
こうしたスキルを上手にアピールできれば、面接ではスキル不足を補う材料になるでしょう。
転職エージェント経由で応募する
転職エージェント経由で希望企業に応募してみるのも1つの手です。
転職エージェントでは、担当コンサルタントがエントリー先企業にあなたのことをプッシュしてくれます。
良いエージェントであれば、応募先企業で活躍している人のタイプや面接の評価基準なども詳しく知っていますので、「どういった点をアピールすると良いか」というアドバイスもくれるでしょう。
中途採用でよくある失敗例として、自分の市場価値を正しく客観的に認識できていないというケースがあります。
転職エージェントと話すことで、自分の価値がハッキリわかるようになったり、ズレていた自己認識を修正することが出来ます。
スキル不足だけど転職成功できるのかな、と不安な人は一度エージェントの無料キャリア相談を受けてみるのをおすすめします。
実力不足でも転職面接で嘘をつくのはNG
どれだけ行きたい会社があったとしても、自分の身の丈以上のアピールをして、「できないことを出来る」といってしまうのはNGです。
しばしば、内定獲得が目的になってしまい、面接で実力以上のアピールをしてしまう転職希望者の方を見受けます。
採用されたい一心から背伸びをしてしまう気持ちは分かりますが、入社後に後悔するのはあなた自身です。
転職活動のゴールは内定を獲得することではなく、入社後に自分の理想の働き方を実現することです。
できないことがあったとしたら、できないと素直に認めそれをカバーするための努力をすることが重要です。
ぜひ入社後にも後悔しない転職活動を実現してください。