事務職の転職に役立つおすすめ資格8選!難易度・費用まとめ

笑顔の女性

女性を中心に事務職への転職を目指す方は多くいます。

事務といっても仕事内容は、経理・総務・財務・一般事務・医療事務・貿易事務・不動産事務など様々です。

今回は、一般事務と専門事務それぞれの転職に役立つおすすめ資格をご紹介します。

資格を持っていれば、書類選考・面接時のアピール材料になるだけではなく、転職先入社後のキャリアップにも繋がります。

未経験・初心者の人はとくに必見!資格の難易度や目安の勉強時間を踏まえて、自分に合った資格取得を目指してください。

事務転職は資格があると有利!その理由とは?

書類にメモをとるスーツの女性

事務求人は、未経験OK・資格不問としている会社も多く、特段資格は必要になりようにも思えます。

しかし、実際には資格の有無は、求人側からすると合否判断材料の1つになります。

ここでは資格が有利になる2つの理由を見ていきましょう。

客観的なアピール材料になる

一般事務の仕事は、営業やエンジニア、デザイナーのように過去の仕事の成果を数値やカタチに残しずらい職種です。

事務の転職では、人柄や雰囲気などで判断せざるを得ないケースが多くあります。そのため、その中で実務で活きる資格を持っていることは客観的なアピール材料として評価をもらいやすいのです。

仮に実務経験がない未経験者だとしても、資格取得の勉強に励んできたこと、そして資格を実際に取っていることは評価対象になります。

実務で役立つのでキャリアアップに活きる

資格を持っていることで採用時に通常よりも良い待遇で迎え入れてもらえたり、入社後の昇給・昇格がしやすくなる可能性があります。

簿記を持っていれば経理の仕事、TOEICが高ければ、外資系企業での勤務など資格を持つことで色々な転職先の可能性が見えてくるのもメリットの1つです。

一般事務に活かせる資格一覧!学習時間の目安はどれくらい?

メモをとるスーツの女性

ここでは、総合的な事務業務を幅広く手がける一般事務で役立つ資格を5つご紹介します。

  1. 簿記(日商簿記検定)2級
  2. TOEIC600点以上
  3. 秘書技能検定2級
  4. MOS
  5. ビジネス文書検定3級

①簿記(日商簿記検定)2級

難易度★★★
学習時間の目安3ヶ月〜
受験費用4,720円

一般事務の中でも経理系の仕事で力を発揮するのが簿記資格です。

会社のお金の流れを記帳し、管理するのが経理の仕事。とくに簿記2級を持っていると求人の選択肢が増えます。

税務・会計・財務に関わる仕事は、どんな業界の会社でも必要になるので、一度資格をとっておくと将来に渡って活かせるのも強みです。

②TOEIC600点以上

難易度★★★
学習時間の目安2ヶ月〜
受験費用5,725円

英語力を示す代表的な資格の1つがTOEICです。

貿易関連など日常的に英語を使う求人や外資系企業などでは、転職活動の選考基準に、「TOEIC〇〇点以上」と設定している会社も多くあります。

 

転職履歴書でアピールするには、600点以上を目安にするのがおすすめです。

外資系などグローバルな環境で働きたいという人は、英語は最低条件になるので、少なくとも700点以上はマストでとっておきたいところです。

③秘書技能検定2級

難易度★★
学習時間の目安1ヶ月〜
受験費用4,100円

秘書検定は、社会人としての基本マナーをはじめ、レベルに応じてビジネスシーンで役立つ多様な知識を証明する資格です。

秘書検定といっても秘書を目指している人だけではなく、一般事務を行う全ての人に役立ちます。

3級は、基礎的マナーが中心になりますが、2級を持っていれば、会計財務・経営基礎、交際マナー、冠婚葬祭マナーなどワンランク上の知識・技能をアピールできます。

④MOS

難易度★★
学習時間の目安2ヶ月〜
受験費用9,800円〜11,800円

Excel、Word、PowerPointなど、スキルを言語化しづらいオフィスソフトの能力を客観的に証明できるのがMOS(マイクロソフト・オフィス・スペシャリスト)です。

資格のための勉強ではなく、実務にもバッチリ役立つのが嬉しいですね。

試験は実際にパソコンを操作して、求められた成果物を仕上げるという内容です。

普段から操作に慣れておくことが重要なので、試験準備の際はテキストを読み込むだけではなく、実際に手を動かすことも忘れず行いましょう。

⑤ビジネス文書検定3級

難易度★★
学習時間の目安1ヶ月〜
受験費用4,500円程度

ビジネス文書検定は、その名の通り、ビジネスの場面で通用するメールや書類作成の能力を証明する資格です。

ビジネスにおける文章は、一度間違えると修正ができないため、正しく丁寧な内容が求められます。

日頃使わない漢字やビジネスならではの言い回しなど身につけられるので勉強をしておいて損はありません。

専門事務で活かせる人気資格まとめ!不動産・医療業界など

ポイントを指す女性

ここでは専門的な仕事を行う事務職で活かせる資格をご紹介させていただきます。

  1. 宅地建物取引士
  2. 医療事務
  3. 社会保険労務士

⑥宅地建物取引士

難易度★★★★
学習時間の目安6ヶ月〜
受験費用48,500円

不動産事務で活躍したい人におすすめなのが宅建資格です。

人気の国家資格の1つで、毎年多くの受験生が受験します。

不動産取引を行う場合には、最低5名以上の宅建資格保有者が事業所内にいることが求められるので、事務職でも宅建を持っている点は求人企業からすると魅力に映ります。

また、不動産事務の中途採用では、宅建をもっていると資格手当がでて収入・給与アップが見込める可能性もあります!

⑦医療事務

難易度★★
学習時間の目安2ヶ月〜
受験費用4,500円〜7,000円

医療事務は、女性に人気の資格ですが、大きく以下の4つの種類に分けられます。

「医療事務技能審査試験」「医療事務 管理士技能認定試験」「診療報酬請求事務能力認定試験」「医療事務認定実務者」

全ての資格を取得する必要はありませんが、自分が携わりたい仕事にマッチする資格を選択しましょう。

とくに未経験からでも取りやすいのが医療事務認定実務者の資格。医療機関の制度や業務の流れ、診療報酬の知識など総合的な見識が身につくので初心者や未経験者におすすめです。

なお、上記の4つは全て民間の資格になります。

⑧社会保険労務士

難易度★★★★
学習時間の目安6ヶ月〜1年半
受験費用9,000円

社会保険労務士資格は、これまでご紹介した資格と比べると難易度は高いですが、事務の中でも労務・人事を中心にキャリアアップしていきたいという方におすすめです。

人事・労務としてのキャリアアップに役立つだけではなく、場合によっては独立・開業の道も開けます。

資格以外に身に付けておきたい事務スキル

ヒント

最後に資格以外に身につけておくと実務で役立つスキルをご紹介します。

ブラインドタッチ・ショートカットなどのPCスキル

事務職の仕事では、PCを使った作業が多くあります。仕事内容は、提案書の作成補助や見積書、経費精算書、請求書の作成、各種入力業務など様々です。

そこで身につけておきたいのはブラインドタッチやショートカットなどのPC入力のスキルです。素早く迅速に作業をこなしていく必要があるので、PC操作のスキルは強い武器になるでしょう。

電話応対・メール対応などのビジネス基礎力

来客・受付対応や電話応対、メール返信、郵送対応などを行う事務では、基本的な敬語の使い方や言葉遣い、立ち振る舞いなどビジネスマナーを抑えておくことが大切です。

社外の人と接する機会も多いので、転職面接時にマナーを守れていないと、入社後に本当に仕事ができるか不安に思われてしまいます。入社してから学ぶのではなく、転職活動前にしっかりと体で覚えておくと良いでしょう。

人事労務・社会保険に関する知識

労務関係の仕事を手がける場合は、税金や年金などの知識を知っておくとスムーズな対応ができます。

社員・アルバイト・パートなどの給与周りの手続き、保険関係の手続きなど、病気や怪我、妊娠・出産などの時に従業員に必要な手当を支給できるようサポートする必要があります。

雇用保険・社会保険などの知識は難しく感じるかもしれませんが、一度覚えてしまえば、仕事だけではなく、自身の生活にも役立ちます。ぜひこの機会に勉強してみてはいかがでしょうか。

資格を活かして事務への転職を成功させよう!

ヒント

転職活動において資格は重要なアピール材料になります。

といっても、資格だけに頼るのではなく、自己分析や企業選び、履歴書・職務経歴書の書き方や面接での質疑応答など、転職対策は入念に行なってください。

ゼロワン転職MAGAZINEでは、事務職の転職活動に役立つ記事を多数発信していますので、宜しければ、他の記事も参考にしてください。

皆さんの転職が成功することを心より願っております。

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