ANAホールディングスの企業研究!転職に役立つ口コミ情報や業界研究まとめ

航空機

国内第一位の航空会社であるANAホールディングス株式会社について、企業情報・業界動向・採用情報を一挙に紹介します。

企業研究をする際は、その企業の情報だけでなく業界全体の動向や課題を掴んでおくことも大切になってきます。ここではそういった内容も含め、転職希望者に必要な情報をわかりやすく解説していきます。

ANAホールディングス株式会社の会社概要!従業員数や売上高は?

吹き出しを持つ4人の男女
項目詳細
本社所在地東京都港区東新橋1丁目5番2号 汐留シティセンター
代表者代表取締役社長  片野坂 真哉
設立1952(昭和27年)12月27日
持株会社制へ移行に伴い2013年4月1日に全日本空輸株式会社から
ANAホールディングス株式会社へ商号変更いたしました。
事業内容グループの経営戦略策定、経営管理及びそれに付帯する業務
従業員数170名
連結従業員数 41,930名(2018年3月31日現在)
連結売上高1,971,799百万円

ANAホールディングス株式会社は94の就航都市を持ち年間5,200万人の旅客数を誇る、国内最大級の航空会社です。また、定時到着率は86.1%で、米国FlightStats社が主催する定時到着率ランキングでは世界第3位に輝いた実績も持っています。

ANAホールディングス株式会社の事業内容まとめ

高層ビルから見下ろす都会の風景

ANAホールディングスは、全日本空輸(ANA)やANAウイングスといった航空会社や、バニラ・エア、ピーチアビエーションといったLCC会社、全日空商事といった商社などの株式を保有する持株会社です。

以下で主な事業について解説していきます。

事業内容その1:航空事業

ANAグループでは、「世界のリーディングエアライングループ」になることをグループ経営ビジョンに掲げ、全日本空輸、ANAウイングス、エアージャパン等の子会社によって航空事業を展開しています。

日本の航空業界において国内線・国際線ともに首位を占めており、総輸送旅客数では世界第15位の規模となっています。

航空事業の売上高は全体の72.9%を占めています。

事業内容その2:航空関連事業

ANAエアポートサービス、ANAベースメンテナンステクニクス、ANAテレマート等の子会社によって航空関連事業が展開されており、空港地上支援、航空機整備、貨物・物流、ケータリング、コンタクトセンターなどを通して航空事業のサポートを行っています。

航空関連事業の売上高は全体の11.0%を占めています。

事業内容その3:旅行事業

ANAセールスグループにより、個人や法人を対象として航空券の販売をとり行う航空セールス事業や、航空運送サービスと宿泊などを素材としたパッケージ商品の企画や販売を行う旅行商品事業が展開されています。

旅行事業の売上高は全体の8.3%を占めています。

事業内容その4:商社事業

全日本商事を中心に事業を展開し、航空機部品の調達、航空機の輸出入、機内サービスの企画、全国空港売店の運営などの航空付帯事業や、神・パルプや食品の輸入販売、半導体・電子部品の輸出入、インターネットショッピングサイトの運営などを行っています。

商社事業の売上高は全体の6.2%を占めています。

ANAホールディングスの売上高、営業利益は?

クエスチョンとビックリマーク

ANAホールディングスの売上高は1兆9,717億円、営業利益は1,645億円、と業界首位を維持しています。

2008年のリーマンショックで業績は大きく落ちたものの2009年以降は着々と成長を続けています。

ANAホールディングスが発表した2019年3月期第1四半期決算(2018年4月1日〜6月30日)によると、国際線の旅客収入は、中国はじめとしたアジア各国からの訪日需要への対応により昨年比12.0%増の1,562億円に、国内線の旅客収入は、1.5%増の1,568億円に上りました。

ANA国内線旅客事業の収益基盤を堅持しつつANA国際線旅客事業のさらなる成長を目指しています。

ANAホールディングスの年収、平均年齢、勤続年数、残業時間を競合他社と比較!

アイデアとヒント

ここでは大手航空会社である日本航空(JAL)といった競合他社と比較してみます。

平均年収平均年齢平均勤続年数残業時間(月)有給取得率
ANAホールディングス761.6万円46.2歳2.6年3.2h91.8%
日本航空(JAL)866.7万円40.1歳14.2年16.4h69.1%

ここで注意していただきたいのが、ANAは2013年にホールディングス制に移行しているために平均勤続年数がJALと比べ大幅に短くなっています。

ANAホールディングスは日本航空(JAL)と比べて平均年収は低めですが、残業時間が短く有給取得率が高いことから、ワークライフバランスの取りやすいことが伺えます。

ANAホールディングスの社長はどんな人?

高層オフィス

 

ここではANAホールディングス株式会社社長である片野坂 真哉社長の経歴や今後の経営方針についてまとめます。

片野坂 真哉(かたのざか しんや)

鹿児島県で生まれ、ラ・サール中学校・高等学校、東京大学法学部を卒業している。

1979年 当社入社

2004年 当社人事部長

2009年 当社上席執行役員、取締役執行役員

2011年 当社常務取締役執行役員

2012年 当社専務取締役執行役員

2013年 当社代表取締役副社長執行役員

2015年 当社代表取締役社長

ANAホールディングスでは今後国際線とLCCを成長戦略の要としてあげており、片野坂社長は社員の国際化を進めてきています。

今まで日本の阿吽の呼吸で仕事をしていたのとは異なり、外国人としっかり議論を重ねることが社員に求められるようになったと言えるでしょう。外国人採用にも積極的に取り組んでいます。

また、女性登用に関して数値目標をあげて取り組んでいるとともに、男女ともに育児と仕事を両立できるようなワークライフバランスのとれた働き方を目指しています。

ANAの口コミ情報まとめ!福利厚生や残業の実態は?

ビジネスマンのアイコンとクエスチョンマーク

口コミ情報サイトは、退職者の書き込みが中心のためどうしてもネガティブ情報が集まりやすい傾向があります。情報をそのまま鵜呑みにするのではなく参考程度に留めておきましょう。

以下ではANAホールディングス株式会社の子会社である全日本空輸株式会社(ANA)の口コミ情報を元に記述してあります。

給与・ボーナス、福利厚生は?

基本給は低めだが、深夜手当、役職手当、交通費、ステイ手当などといった様々な手当てがあるので、トータルでは十分な給料をもらえるといった意見が多いようでした。ボーナスは他の大企業と比べると多くはないようです。

給与制度は年功序列であるため、能力に比例した昇給は年齢による昇給と比べると微々たるものであるという口コミが見受けられました。

また、航空優待券等の福利厚生が充実しているという意見が目立っていました。

組織体制や社風は?

年功序列が厳しく体育会系の社風であるようです。ただ、体育会系ではあるものの理不尽な評価や人事はなく、風通しが良いという意見もありました。

スターアライアンス加盟後から国際色が豊かになっていったようです。

労働時間や休日、残業は?

有給や各種休暇が気軽に申請でき余程のことがない限り申請すれば取得可能である、などという口コミが多く、ワークライフバランスの取りやすい仕事であると思われます。

しかし、土日が休みではなかったり早朝や深夜のフライトがあるなどして、生活リズムを整える工夫や体力的な問題が重要になってくるようです。時差のある不規則勤務であることをしっかり念頭に置いておく必要があるでしょう。

転職前後のギャップはある?

乗客の安全がかかったミスの許されない仕事であるがゆえに高レベルな知識や技量が求められ、勉強と習熟を続ける必要があり、そこに大きなやりがいを見出すか厳しいと感じるかはその人次第であるようです。

入社前から覚悟していたもののやはり不規則勤務が体力的に厳しいので、体調管理に自信がある人でないと難しいだろうという意見が主でした。

航空業界の動向、今後の課題は?

複数のプラン

航空業界の市場規模

航空業界の国内市場規模は約3兆4,080億円で、近年は伸び率4.7%の成長を遂げています。

業界規模の過去10年ほどの推移としては、平成19年から平成22年の間は縮小傾向にあったもののそれ以降は拡大が続いています。この業界拡大は、近年の訪日外国人の増加やアジア経済の成長に起因すると考えられるでしょう。

特筆すべきこととして、平成22年に羽田空港に新国際旅客ターミナルがオープンしたことがあります。これにより都心に近く交通の便が良い空港から海外に行くことが可能になったことも、業界拡大の一因を担っていると考えられます。

また、平成24年に格安航空(LCC)3社、ジェットスタージャパン、ピーチ・アビエーション、エアアジア・ジャパン(現バニラ・エア)が誕生し、近年着実にシェアを伸ばしてきています。

航空業界の動向・トピックス

格安航空(LCC)の台頭

前述の通り、日本では平成24年に三社の格安航空会社が誕生しました。

ANAはその内のピーチ・アビエーションやバニラ・エアを傘下に抱えています。ただしANAは近年の価格競争の激化に耐えるために、平成31年度末までにこの2社をピーチ・アビエーションに統合することを発表しました。

格安航空は目を見張る成長を遂げており、平成28年度末には国内線は15%、国際線は18%までシェアを伸ばしてきています。今後は大手航空会社もLCCとの競争に苦しむことが予想されます。

訪日外国人客の増加

航空業界の業績は2008年のリーマンショック以降低減が続く時期があったものの、近年は訪日外国人客の増加等により回復傾向にあります。

2020年には東京オリンピック・パラリンピックが開催され、さらに多くの訪日外国人客による旅客数の増加が期待できるでしょう。

航空業界の課題

格安航空(LCC)の過当競争

格安航空は急速にシェアを伸ばしてきており、過当競争による価格の引き下げが次第に激化してきています。

少しでもこの競争から逃れるために各航空会社は、これまで小型機による短距離路線ばかりであったLCCに、中型機による中長距離LCCを導入するなどして対策をとっています。

航空業界の平均年収・売上高ランキング!

グローバル_業績

平均年収ランキングTOP3

第1位 日本航空株式会社(JAL) 859.4万円

第2位 ANAホールディングス株式会社 818.4万円

第3位 株式会社スターフライヤー 612.8万円

株式会社スターフライヤーは、北九州を拠点とした日本の航空会社です。

ANAホールディングス株式会社は平均年収ランニング第二位に位置します。

売上高ランキングTOP3

第1位 ANAホールディングス株式会社 1兆7652億円

第2位 日本航空株式会社(JAL)  1兆2889億円

第3位 株式会社スターフライヤー 348億円

ANAホールディングス株式会社は売上高で第一位に輝いています。

このランキングからも、ANAホールディングス株式会社と日本航空株式会社(JAL)の2強が売り上げを独占している状況であることが一目瞭然です。

ANAの中途採用情報まとめ!

右肩上がりのグラフとポイント

ここではANAホールディングス株式会社の子会社である全日本空輸株式会社(ANA)の中途採用情報をまとめていきます。

中途の募集職種

全日本空輸株式会社(ANA)の公式HPでは、以下の職種で募集を行なっています。

  • グローバルスタッフ職(事務)
  • グローバルスタッフ職(技術)
  • 客室乗務職
  • エキスパートスタッフ職(障がい者採用)

具体的な仕事内容、募集条件は?

ここでは上記の職種のいくつかを取り上げ、仕事内容や募集条件をご紹介します。

詳細が気になる方は全日本空輸株式会社(ANA)の公式HPをご覧ください。

職種①:グローバルスタッフ職(事務)

仕事内容

非常に多様な部署と事務に関する仕事があり、それらをジョブローテーションにより複数経験する中で、専門性とどの分野でも通用するマネジメント力を獲得することが求められる仕事です。

プロフェッショナルコースとポテンシャルコースの二つがあります。

募集条件

【必須条件】

  • 4年制大学または大学院を卒業・修了されている方
  • 企業における就労経験(※応募時点にて、プロフェッショナルコースの場合は5年以上、ポテンシャルコースでは3年以上の実務経験)を有する方

 

選考フロー

プレエントリー

職種エントリー(エントリーシート提出、WEB適性検査受験、GROW受検)

職種②:グローバルスタッフ職(技術)

仕事内容

蓄積された世界トップレベルの航空機整備・管理能力を駆使して、航空機を安全な状態にすることを求められます。機体の一部に不具合が生じた場合は、その部分の修理だけでなく、不具合の原因や他の機体での再現性の有無を分析し、改善提案を行うことも仕事の一つです。

募集条件

【必須条件】

  • 4年制大学または大学院の理系学部・学科を卒業・修了されている方
  • 企業における就労経験(※応募時点にて5年以上の実務経験)を有する方

 

選考フロー

プレエントリー

職種エントリー(エントリーシート提出、WEB適性検査受験、GROW受検)

職種③:客室乗務職

仕事内容

国籍や年齢、旅の目的が異なる一人一人のお客様に安全で快適な空の旅を提供する仕事です。多様な価値観や国籍を持った仲間たちと力を合わせフライトを作りあげます。

募集条件

【必須条件】

  • 2018年9月末時点で、専門学校・高等専門学校・短期大学・4年制大学または大学院の文系学部・理系学部(全学部)をすでに卒業または修了している方
  • 裸眼またはコンタクトレンズ矯正視力が両眼とも1.0以上であること
  • 航空機乗務に際し必要な体力を有し、呼吸器・循環器・耳鼻咽喉・眼球・腰椎等に支障がないこと
  • 東京国際空港(羽田空港)と成田国際空港に公共交通機関を利用し120分以内で通勤可能な場所に居住または居住予定であること
  • TOEIC600点程度以上の英語力を有すること
  • 入社までにパスポートの取得が可能であること(国籍は問いません)
  • 2019年度の客室乗務職新卒採用に応募(エントリーシート提出)していないこと

 

選考フロー

  • WEBエントリーをする(エントリーシート基本情報登録、エントリーシート提出、英語試験受験)

 

以上、ANAホールディングス株式会社の企業情報、採用情報などをまとめてきました。

転職を希望する方は業界動向や会社の最新ニュースをチェックした上でエントリーしましょう。


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