転職成功を導く履歴書の志望動機の書き方!例文あり

PCと眼鏡と書類

転職活動の履歴書は、選考突破の最初の難関といえます。

しかし、学歴・職歴、資格欄と違い、いざ書こうとした時に意外と困ってしまうのが「志望動機」の書き方ではないでしょうか?

志望動機は、単になぜその企業を志望するのかを問われているのかだけではありません。

ここでは、採用担当者に評価される履歴書の志望動機の書き方を例文付きでご紹介します。

どのような志望動機が求められているのかを人事目線からもご説明しますので、ぜひ、転職活動の参考にしてみてください。

履歴書の志望動機フォーマット【すぐに書ける】

気づき

まずは、すぐに志望動機を書くことのできるフォーマットを用意しました。

もし、今すぐ書かなければいけないという場合は参考にしてみてください。

  1. 【業務経歴】私は「」として「」をしてきました。
  2. 【転職理由①】この経験から「」ということを感じ、「」に挑戦したみたいと思い、転職を決意致しました。
  3. 【志望理由②】特に、貴社の「」に非常に共感しております。
  4. 【自己PR】これまでに培った「」を武器にいち早く貴社に貢献したいと思っておりますので、よろしくお願い致します。

以降は、人事目線も含めて何を意識して志望動機を書くべきかをわかりやすく解説していきます。

採用担当者が履歴書で見るポイント

ポイントを示すビジネスマン

会社の規模にもよりますが、採用担当者は毎日大量の履歴書に目を通しており、一つ一つの履歴書をそこまで深く読み込んでいません。

その一瞬の判断の中で、求職者をスクリーニングしている要素としては主に以下の5つになります。

  1. 採用要件を満たす前職での経験・能力があるのか
  2. 自社の社風に合うか
  3. 自社を理解しているか
  4. 長く働いてくれそうか
  5. 話の筋が通っているか

上記5つを意識しながら志望動機を完成させましょう。

また、文字数の目安としては400文字以内に抑えた方が良いでしょう。

文量が多すぎると読むのに飽きてしまったり、採用担当者の記憶に残りづらい可能性があります。

しかし、400字以内で上記5つを詰め込むことはそう簡単ではないため、どのように書くべきかを以下で解説します。

人事が履歴書の志望動機を重視する理由

6人のスーツ姿の男女

自社の志望度を知るため

企業は人材の採用に大量の費用を使っています。

そのため、採用した人にはある程度長く働いて欲しいと思っています。

いくらレベルの高い求職者がエントリーをしてきても、全く自社への興味を垣間見ることができず、すぐに退職してしまうことが予想される場合には人事担当も採用したいとは感じませんよね。

「なぜ自社を志望しているのか」を求職者に問うことで、しっかりと今後も長く働いてくれるかを確かめているのです。

本当に自社のことを理解しているか確認するため

自社の事業内容を勘違いしていないか、本当に自社を志望しているのかを志望動機で確認しています。

自社を本当に志望しているのであれば、自社の事業展開や社風については少なからず調べてきて自分なりにイメージしているだろうと採用担当は想定します。

特に事業内容をどれほど理解しているかは一つの大事な指標です。

例えば、エンジニアに特化した求人サイト運営会社に対して、「色々な職種の人のキャリア支援をしたい」というような文面を出すことは絶対にNGです。

この場合、スキルや人間性も評価されたとしても、自社を本当に志望しているかわからないため、長く働いてくれないだろうという判断をされてしまいます。

その会社の情報について述べるのであれば、正確な情報であるかに注意しましょう。

特に未経験業界・職種で転職活動を行なっている方は十分に下準備をしてから志望動機を書くようにしましょう

人事担当に刺さる履歴書の志望動機の書き方

履歴書の記入

「なぜその会社なのか」が明確であること

採用担当者の心を掴むためには、「なぜ当社であるか」を明確にしなければなりません。

「企業理念に共感したから」や「〜〜が魅力的に見えた」などの抽象的で曖昧なものでは採用担当者の目には留まりません。

しっかりと業界分析や最近の動向の調査をインターネットや人を通じて行い、筋の通った説得力のある志望動機を作成しましょう。

また、実際にその企業のサービスに触れてみることで、採用担当者がイメージしやすい志望動機を書くことができるかもしれません。

採用担当者としては「本当に自社に入りたいと思ってくれいている」と感じた求職者を好みますから、入念に志望動機を考えましょう。

自社で活躍してくれそうだと感じることができる

これを伝えるためには、「スキルマッチ」「熱意」を志望動機で伝える必要があります。

スキルマッチは、自分がこれまでのキャリアで身につけてきたスキルと応募先企業が求めるスキルが合致していることを示します。

これが同業界や同職種への転職であれば、採用担当者は職務経歴書でスキル面を評価してくれるかもしれません。

しかし、もし未経験の分野に転職するのであれば、社会人としてこれまで培った職務能力の中で転職先でも活かせるスキルをわかりやすく伝える必要があります。

どんなにスキルがある応募者でも「御社で〜〜がしたい」「こういう成長をしていきたい」という熱意がなければ、企業側の採用意欲は薄れてしまいます。

中途採用は新卒採用とは違い、基本的には即戦力を求めて採用活動を行なっていますが、必ずしもスキルだけで採用判断をしているわけではありません。

中途採用の場合は、自分が「今できること」「今後やりたいこと」の2点を上手に組み合わせることが大切です。

長く働いてくれそうだと感じさせる内容である

企業は、当然ながら自社で長く働いてくれるであろう人材を求めています。

各企業が採用に割いている費用は大変大きいです。

例えば、人材紹介会社経由で1名中途採用した場合、企業は人材紹介会社へ予定年収の約35%(年収500万円なら150万円)を支払う必要があります。

これだけのコストを払ったにも関わらず、すぐに退職されてしまっては企業の損失は大きく、非常に困ってしまいます。

そのため、その会社で長く働いてくれる意志を垣間見ることのできる志望動機を作成することが必要になります。

志望動機のみで長く働いてくれるであろうと感じさせることは難しいですが、納得感のある「転職動機」と「志望動機」が整合性が取れていることは重要だと言えるでしょう。

履歴書と職務経歴書、それぞれの項目だけを見れば問題ないのに、全体を俯瞰してみると言ってることがちぐはぐという書類は意外と多いです。

書類を記入した後の見直しはもちろん、余裕があれば友人や転職エージェントに添削してもらうと良いでしょう。

転職の志望動機の作り方を5ステップで解説

机とペンと電卓

Step1.そもそもなぜ転職しようと思ったのかを振り返る

まずは、なぜ転職活動をしようと思ったのかを振り返りましょう。

現状への不満や、自身のステップアップのためなど、様々な要因があると思います。

また、それは現在の職場では改善できないことなのかをもう一度考え直しましょう。

そこから見えてくる転職をしたいと思う理由があなたの転職活動の主軸になります。

Step2.まずは業界研究

次に、志望する企業の業界についての研究を行いましょう。

その業界の特徴や最近の傾向、そしてその業界にはどのような企業があるのかを調べます。

業界内での企業の立ち位置などを把握することで、企業研究にも役立ちますし、同じ業界内での企業を比較することができるようになります。

Step3.次に企業研究

志望する企業の情報を集めましょう。

前提として、業界研究を行なっていると思いますので、競合他社との比較やその会社の業界内での立ち位置を把握することができていると思います。

次に、その会社の客観的な情報をより多く集める必要があります。

例えば、公式ホームページには企業理念や有価証券報告書等があると思いますし、会社四季報を見れば、競合他社についても定量的な情報を知ることができます。

業界研究よりも詳しく企業ごとの情報を知ることで、その企業にしかない強みや弱みがわかってきます。

こうした企業特有の情報は志望動機に最適な情報ですので、しっかりとリサーチを行いましょう。

Step4.前職のスキルはその企業で活かせるのか

前職で培ってきたあなたのスキルが活きてくるのかを考えましょう。

同じ業界や職種の場合は当然活きてくると思いますので、職務経歴書だけではなく、履歴書の志望動機でもアピールしておきましょう。

もし、未経験の分野への転職を考えている場合は、本当に活かせる経験がないか探しましょう。

未経験であればすぐには貢献できないことは当然ですので、前職での経験を活かしてすぐにキャッチアップし、さらにバリューを出すことができる旨を伝えなければなりません。

STEP5.オリジナリティのある志望動機を作る

あなただけの独自の志望動機を作りましょう。

他の候補者と同じような志望動機なってしまっては、採用担当者の目に止まることなく埋もれてしまいます。

オリジナリティを出すポイントとしては「具体的な過去のエピソード」が肝となります。

なぜあなたが当社を志望するに至ったのかを、具体的な過去の体験に基づいて述べましょう。

採用担当者の目に留まる志望動機の例文集【ケース別】

マーカーを持つ手

営業の志望動機

大学卒業後、6年間に渡って人材紹介会社で法人営業に携わってきました。

これまでは主にIT業界の顧客を中心に支援しておりましたが、より幅広い業界の企業の採用支援に携わりたいと思い、貴社の営業に応募しました。

これまでの提案型営業の経験を活かして、貴社の事業に貢献したいと考えております。

エンジニアの志望動機

大学卒業後、SIerでシステムエンジニアとして7年間勤務しました。主に金融業界向けシステム開発の要件定義・設計・開発を経験しておりましたが、この度新たにBtoCのweb開発に挑戦したいと考え、貴社のエンジニア職に応募させて頂きました。

業界経験はありませんが、開発リーダーとしてのプロジェクトマネジメント経験とJavaの実務スキルは貴社でも活かせると考えております。

事務の志望動機

前職では一般事務として、来客応対・資料作成・問い合わせ対応の事務業務を行なってきました。

しかし、大きな組織のため事務の仕事も細分化されてしまい、より幅広いサポートができる環境に身を置きたいと考え、転職を決意しました。

一人一人が裁量を持って幅広い業務に従事されている点に魅力を感じ、この度貴社の事務募集に応募を致しました。前職で身につけたPCスキルを活かして、貴社に貢献していきたいと考えています。

未経験業界・職種へ転職する時の志望動機

これまではアパレル店舗の販売員として4年間勤務をしていました。御社の商品を長年愛用しており、魅力的な商品をより多くの人に広めたいと思い、この度貴社へ応募させて頂きました。

前職で培ったアパレル製品の知識やExcel、Wordなどオフィスソフトの使用経験、接客経験は大人数のメンバーを支える貴社の事務としても活かせるのではないかと思っています。

おわりに

スマホをみて微笑む女性

今回は、転職時の志望動機の書き方について解説してきました。

志望動機は、採用担当者の心を掴み、目にとまらせることが重要です。

採用担当者が何を求めているかを把握した上で、あなた独自の志望動機を完成させましょう。

しかし、転職活動は志望動機だけで決まるものではありませんが、履歴書や職務経歴書の段階で落とされてしまっては勿体無いので、しっかりと対策をしてくださいね。